アフリカ・シエラレオネの少女ファトゥ。小学生のとき、父親が重い病に倒れました。
「うちは前よりもっと貧しくなって、私は学校をやめなければならなくなりました。しばらくして父さんが亡くなり、後を追うように母さんも亡くなりました。私が13歳のときでした」
「5人の弟と妹はみんないつもお腹を空かせていました。いちばん下の妹は2歳でしたが、病気になっても、薬も、医者にかかるお金もなく、私はどうしたらいいか分かりませんでした…」
小さな畑をたがやし、一家の柱となって生活を支え、家族のめんどうをみてきたファトゥの夢がかなう日がとうとうやってきました。ユニセフの支援を受けて、再び学校に通えるようになったのです。子どもたちが教育を受け、立派に成長する姿を見たい、それは、ファトゥの両親がいつも話していたことでした。 |
© UNICEF Sierra Leone/2006/Savage |