通常予算はユニセフ執行理事会で承認された予算に沿って、(1)子どもの人口、(2)5歳未満児の死亡率、(3)国のGNI(国民総所得)をもとに、割り当てられます。ですから、マスコミや人々の注目を浴びない国でも、ユニセフ活動のもととなる資金が回るのです。
国によって実施しているプログラムが多少違いますが、ユニセフは、コミュニティをベースにしながら、国家レベルまでカバーしています。例を挙げれば、ブルキナファソではサテライト・スクール、コンゴ民主共和国では国家政策のレベルでアドバイスを行っています。ユニセフは、文具の配布や学費の無料化を推進して、子どもたちが学校に行けるよう支援しているのです。
また、例えばアドボカシーのように、人々の関心を呼ばない地道な活動も通常予算をもとに実施しています。 例えば、赤道ギニアのような国。GNIはこの地域としては4番目に高く、予算はほかに比べてあるとします。でも、子どもたちのための予算が確保されていない。そういった政府には、子どものための予算を採ることの大切さを説かないといけません。子どもに対する政策転換をお願いしないとだめなのです。
アフリカの国々は、独立してからそれほど歴史がない。ましてやブレイン流出で、外国に行った人たちが祖国に戻ってきてくれない。※2)そういう中で、社会政策、財政政策面でのアドバイスをしているのがユニセフなのですが、アドボカシー的なものにはなかなか拠出が来ません。そういう意味でも通常予算は大切なのです。
通常予算への拠出を一番多く出してくださっている日本のみなさまに心から感謝しております。
※2) |
給料が安く、生計を立てていくことが困難なため。
リベリアの医者の給料:100ドル/月
リベリアの教師の給料:30〜50ドル/月 これでは米も買えないのです |
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