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ユニセフの子どもにやさしいまち事業

子どもにやさしいまち事業とは

© UNICEF/NYHQ2015-2219/Georgiev

子どもにやさしいまち事業は、当初、開発途上国での急速な都市化そして人口増に対処する目的で、始められました。開発途上国の都会から離れた地方部で暮らす人々が、経済的なチャンスを求めて、都市部にやってきても、彼らの暮らす場所はなく、仕方なくスラムに定住せざるを得なくなります。こうした人々がどんどん増えスラムの環境はさらに劣化していきます。これは人間の暮らす環境ではありません。特に、人間でも一番弱い生まれたばかりの赤ん坊はこうした劣悪な環境の影響を直接に受け、生死にも関わるような状態になります。こうした状況を改善するする目的でこの活動は始められました。衣食住が足りて私たちの生活は落ち着いたものになっていきます。しかし、3つの条件の内で、住環境に関してはなかなか手が回りませんでした。こうした考え方でこの活動は始まったのです。

この事業が継続されると、先進国の子どもたちの情況が懸念されるようになりました。言うまでもなく、開発途上国の子どもたちと比較すると、彼らの住環境ははるかに優れています。しかし、子どもの成長は住環境だけでは十分ではありません。子どもが一人の人間として扱われ、社会と関われる事なしに、私たちの生活環境は持続できないという事がはっきりしてきました。こうしたことから、子どもにやさしいまち事業は今では開発途上国と先進国の両方で展開される活動になって来ています。

21世紀は、人口問題、気候変動などの環境問題、資源枯渇の影響など人類が地球的な規模の問題に直面している世紀です。こうした厳しい状況にあっては、子どもたちも含む人類全体で私たちの生活を守る活動に取り組まなくてはなりません。大人はともすると、子どもを将来の市民としてのみ扱いがちです。しかし、次世代を受け継ぐ子どもたちも"今"積極的に社会参画する事なしでは、前述のような緊急に対処しなければならない課題を抱えた地球で、平和で安定した世界を築く事は不可能です。「子どもにやさしいまち」事業は、子どもたちが公益を大切にし、社会に積極的に参画する姿勢を育みます。その根本に子どもの権利の尊重があります。