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財団法人日本ユニセフ協会

世界の子どもたち

インドネシア:ユニセフ、ジャカルタの洪水被災地で支援活動を展開

【2007年2月12日 インドネシア発】

© UNICEF Indonesia/2007/Purnomo
ユニセフが配布した衛生キットを手にした子どもたち。

2月の最初の週末、首都ジャカルタとその周辺地域を襲った大洪水。豪雨が止み、町から水が引き始めたのに合わせ、郊外に避難していた人々が、それぞれの家に戻り始めました。洪水によって首都に流れ込んだゴミがトラックで撤去される一方、洪水の被害にあった人々の支援のために多くの物資が運びこまれました。                   

ユニセフは、総額15万ドル以上にものぼる緊急支援物資を、ジャカルタ市民に配布しています。首都ジャカルタが過去5年に経験した中でもっとも大規模だった今回の洪水。一時50万人以上が家を離れ、避難生活を余儀なくされました。また、洪水によって各地の道路が浸水。電話線や上水道が寸断され、電気の供給もストップし、都市機能の大部分が麻痺しました。

安全な飲料水の確保
© UNICEF Indonesia/2007/Purnomo
ジャカルタの救援キャンプで、衛生キットを受け取る女性。

ユニセフが展開する支援活動の最優先事項のひとつが、安全な飲料水の確保(提供)です。

ユニセフ・インドネシア事務所代表のジアンフランコ・ロティグリアノは、次のように伝えています。「多くの人々が安全な水を利用できないという状況が一週間続きました。私たちは、多くの子どもたちが様々な感染症に罹ってしまうのではないかという懸念しています。」

多くの家庭が、安全な水源を確保できず、浄水設備も利用できない状況です。不衛生な水を介した伝染病が子どもたちに広まることを防ぐため、ユニセフは粉ミルクを被災者に配布しないように呼びかけています。

安全な飲み水への巨大な需要を満たすため、ユニセフは、折りたたみ式の仮設貯水タンク30基を市内各所に設置。総計24万人分の飲料水の供給を間もなく開始します。また、ユニセフは洪水の被害にあった各家庭に、飲料水用ポリタンク5,000個、液体浄水剤2,500本の他、固形の浄水剤を配布しています。

また、インドネシア政府の要請に基づき、ユニセフは、家族5人分のプラスチック製バケツ、腰布、タオル、歯磨き粉、石けん、洗剤などがセットになった衛生キットも8,300セットも提供しています。

感染症の脅威
© UNICEF Indonesia/2007/Purnomo
洪水によってジャカルタ市内に溢れたゴミを撤去する人々。

ジャカルタ市内には、洪水によって流れ込んだ泥やゴミが山のようになっている場所がまだ数多く残されたままです。大勢の人々が混雑した救援キャンプに留まったり、安全な水も確保できず、上水道も電気も使えないままの自宅に戻ったりしているため、コレラなどの感染症の発生・流行が心配されています。現地の保健センターのスタッフも、下痢や発疹などの体調不良を訴える人も少なくないと訴えています。

こうした状況を鑑み、ユニセフは、インドネシア政府と協力し、現在、予防接種キャンペーンを準備しています。洪水の被害にあった子どもたちに対し、ポリオとはしかの予防接種の他、免疫力を高めるビタミンAを配布する予定です。

ユニセフは、また、政府と共同で、洪水で浸水の被害に遭った学校1万4,000校の被害状況を調査する予定です。

注: このレポートでお伝えしたユニセフの支援活動は、ユニセフの現地事務所が緊急事態に備えて日ごろより備蓄していた支援物資などを活用して展開されており、これまでのところ、ユニセフは、国際社会に対して追加の支援要請(アピール)を発表しておりません。

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