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財団法人日本ユニセフ協会

世界の子どもたち

マンチェスター・ユナイテッドのスター選手、
ユニセフのHIV/エイズ予防と暴力停止キャンペーンを支援

【2008年7月23日 南アフリカ・ケープタウン発】

南アフリカでHIV予防に取り組むワークショップに参加したときの様子
© UNICEF UK/2008/ Schermbrucker
マンチェスター・ユナイテッドの選手クリス・イーグルスさん(左から2番目)と、イギリス・ユニセフ協会大使ライアン・ギグスさん(右端)が、南アフリカでHIV予防に取り組むワークショップに参加したときの様子。

イギリス・ユニセフ協会の親善大使、名門サッカークラブ マンチェスター・ユナイテッドのスター選手ライアン・ギグスさんは、今週日曜日、南アフリカの子どもたちや若者におけるHIV/エイズと暴力の影響について知るため、視察を行いました。マンチェスター・ユナイテッドは現在、南アフリカをプレシーズン遠征中。

今回の視察は、マンチェスター・ユナイテッドとユニセフが協力を約束した9年間の「United for UNICEF」パートナーシップの一環。パートナーシップ期間中、遠征中のクラブ選手が、ユニセフの現場視察を行うことになっています。

今回の視察で、ギグスさんとチームメイトのクリス・イーグルスさんは、これまでに400万米ドル(約4億2,800万円)以上の募金を集め、世界中の150万人の子どもを救ってきたユニセフとマンチェスター・ユナイテッドのパートナーシップから資金を提供した成果を見ることができました。

「ジェンダー・ジャスティス」プログラムの視察

ギグスさんら二人は、ググレトゥ町にユニセフ支援の「ソンケ・ジェンダー・ジャスティス」プログラムを訪問。このプログラムの目的は、HIV新規感染の最大の要因である暴力に、教育を通じて立ち向かうことです。

ギグスさんとイーグルスさんは、HIV感染につながる態度や生活習慣を見出すために若者が参加している活発なワークショップを視察。若者たちと日曜の午後を過ごしました。

また、HIVとともに生きる青年と、その経験や家族への影響、他者との学びあいにおける彼の役割について、話しました。

教育によるHIVへの取り組み

HIV/エイズは南アフリカの子どもたちに多大な影響を与えており、現在、この国が直面する最大の課題であり続けています。

南アフリカのおよそ550万人がHIV感染者。そのうち、24万人は15歳未満の若者で、エイズにより120万人の子どもがエイズ孤児となっています。

若い女性や子どもへの暴力や虐待は、HIV拡大を断ち切れないままでいる主な要因です。エイズ関連疾患によって両親か片方の親を失くした子どもたちが、もっとも困難な状況に置かれています。

途切れない協力関係

今回の視察のハイライトは、マンチェスター・ユナイテッドがこれからもユニセフの「子どもとエイズ」世界キャンペーンに協力の継続を約束したことでした。

昨年の夏、マンチェスター・ユナイテッドの中国遠征のとき、ギグスさんとリオ・ファーディナンドさん、ファンジョウ・ドンさんは、エイズへの偏見に苦しむ子どもたちと面会しました。今年6月には、ギグスさん、ファーディナンドさん、パトリス・エヴラさんの3人が、シエラレオネの若者のための草分け的なエイズ予防キャンペーンを直接、支援しました。

不健康な生活習慣の改善に取り組み、女性の尊厳拡大を進めることにより、ユニセフとマンチェスター・ユナイテッドは協力して、HIV拡大を防ぐために必要な知識を若者に伝える活動を続けています。

「子どもとエイズ世界キャンペーン」

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