2021年11月東京発
毎年11月~12月にかけて日本全国で多くのご参加をいただいている、ユニセフの募金キャンペーン「ハンド・イン・ハンド募金」。「手に手をとって」という意味の「ハンド・イン・ハンド」募金は、1979年の国際児童年に、世界の子どもたちへの共感を高め、協力を推進していきたいという願いから始まりました。以後40年以上にわたって、日本全国のみなさまがボランティアとしてユニセフ募金活動に参加してくださっています。
今年も、ユニセフ・アジア親善大使のアグネス・チャンさんから、ハンド・イン・ハンド募金キャンペーンへの応援メッセージが寄せられています。ぜひ、ご覧ください!
皆さんこんにちは、ユニセフ・アジア親善大使のアグネス・チャンです。 今年のハンド・イン・ハンド募金のテーマは「すべての子どもたちの権利が実現される世界を~できるところからはじめよう~」です。 子どもの権利といえば、子ども権利条約です。これは一番多くの国が批准している国際条約で、もちろん日本も推進しています。でも日本の中で42.9%のおとな、31.5%の子どもが、子ども権利条約を認識してないといいます。 「条約」「権利」というと、なんとなく難しく聞こえますが、実は身近な問題も「子どもの権利条約」で謳われています。 例えば、コロナウィルスの影響でなかなか学校に行けなくなったとか、あるいは学校でいじめられたり、あるいは虐待されたりとか、そういった身近な問題もこの権利条約の中で守られているはずなのです。 世界の子どもたちの状況として、例えば貧困で食べ物がない、戦争の犠牲になる、病気になったけど医療を受けられない、安全な水も飲めない、トイレが無いといったことは、権利が守られていないということなのです。 もし子どもたちを守りたいと思ったら、まず子どもの権利条約を理解することから始めるといいと思います。理解することで、自分には何ができるのか気づくと思います。そして、募金をしたり、行動につながったりすると、とても素晴らしいと思うのです。 ハンド・イン・ハンド募金の特設サイトでは、「子どもの権利条約」や子どもの権利についてのコンテンツが載っています。ぜひお友だちや家族を誘って、私たちのサイトに遊びに来てください。一緒に子どもの権利について勉強していきましょう。 私もこれから、子どもの権利条約をより多くの人たちに知ってもらうために、活動していきたいと思います。一緒に活動していきましょう。 ハンド・イン・ハンド募金を、ぜひ応援してください。 |
応援メッセージ一覧
- 井上康生さん(柔道家)「自分自身は何が出来るのか、模索して行動に移したい」
- 鈴木 福さん(俳優)「希望を持った未来を見れるように」
- 西矢椛さん(スケートボーダー)「自分が出来ることから始めて」
- 道端カレンさん(タレント・モデル)「力を合わせて、子どもたちを応援できたら」
- 尾木直樹さん(教育評論家・法政大学名誉教授)「子どもたちを中心にしながら、子どもの権利を守っていく」
- 長谷部誠 日本ユニセフ協会大使「小さな力が集まった時に大きな力になる、と僕は信じています」
- 石毛宏典さん(日本プロ野球OBクラブ)「子どもたちの笑顔がいっぱい見れるように、大きな輪にしていけたら」
ハンド・イン・ハンド募金とは
ユニセフ・ハンド・イン・ハンド募金は、1979年の国際児童年に、世界の子どもたちへの共感を高め、協力を推進していきたいという願いから始まりました。以来40年以上にわたって続いています。
「ハンド・イン・ハンド(hand in hand)」とは「手に手をとって」を意味します。その名の通り、誰もがユニセフ・ボランティアとして参加できるのがハンド・イン・ハンド募金の特色です。毎年11月~12月の活動期間、日本全国のみなさまが、街頭やイベント、職場、学校、またご家庭の中で、工夫を凝らしてユニセフ募金活動に参加してくださっています。(注:*2020年と2021年は、新型コロナウイルス感染予防のために街頭募金は控えていただき、他の方法でのご協力をお願いしております。)
43回目となる2021年のテーマは「すべての子どもの権利が実現される世界を~できることからはじめよう~」。すべての子どもは世界のどこに生まれても、健康に、生まれもった可能性を十分に伸ばして成長する権利があります。しかし、予防できる病気、紛争、貧困、自然災害、新型コロナウイルス感染症などにより、多くの子どもたちの権利が脅かされています。
詳しくは、ハンド・イン・ハンド募金特設ページをご覧ください。