メニューをスキップ 公益財団法人日本ユニセフ協会

子どもの権利を尊重・推進するビジネス

ユニセフとCSR

© UNICEF/INDA2011-00196/NIKLAS HALLE'N

CSRとは、自らの決定と活動が社会と環境に与える影響についての、組織の責任のことです。企業の社会的責任(CSR)は、慈善事業(フィランソロピー)の枠を超えるものです。子どもに着目したCSRは、子どもの健康や幸福を含む、持続可能な発展に寄与します。また、ステークホルダーとしての子どもやその家族の期待も考慮します。

子どもに焦点をあてた形で、社会的責任を果たそうと努める企業は、準拠法を遵守し、子どもの権利についての国際的基準、特に「子どもの権利条約」とその選択議定書に含まれる基準に従うべきです。そして、方針または手続きによって、子どもの権利を組織全体に組み込み、取引関係においても、これらの措置を実施すべきなのです。

ユニセフの「パートナーシップと協働関係のための戦略的枠組」において、官民協力は、ミレニアム開発目標に取り組む上で不可欠のものであるとされています。ユニセフは、子どもの権利を実現するためにはパートナーシップが必要であり、企業は、子どもの権利を前進させユニセフ中期戦略計画の目標を達成するために力強い役割を果たすことができると考えているのです。