マティルド ベルギー皇太子妃 ユニセフ協力小学校をご訪問

2002FIFAワールドカップTMにあわせて来日

書写  2002FIFAワールドカップTMにあわせて来日されていたマティルド ベルギー皇太子妃が6月4日に港区立御成門小学校をご訪問になられました。これは、皇太子妃からの希望を受けた日本ユニセフ協会が、御成門小学校に協力を求め、実現しました。
 以前よりベルギー王室はユニセフ(国際連合児童基金)の事業を深く支援し、親密な関係を保ってきました。皇太子妃ご自身も、先月開催された国連子ども特別総会にご出席になるなど、子どもの問題に積極的に関わってこられました。今回の来日にあたり、日本ユニセフ協会を通じ、ユニセフと縁の深い学校の訪問と子どもたちとの交流をぜひにというご要望をいただきました。

 港区立御成門小学校(児童数276名)は、1991年の創立以来、毎年継続してユニセフ募金などのユニセフ支援活動に取り組んでいます。さらに一昨年から街頭募金活動週間が設けられ、昨年度はアフガニスタンの緊急支援のために多額の募金を集めることに成功しました。また、ユニセフや世界の問題についての学習も盛んで、今年度は、港区ボランティア協力校としても活動しています。

 常陸宮妃殿下とともに御成門小学校にご到着されたマティルド皇太子妃は、6年生によるたて笛のベルギー国歌演奏、和太鼓演奏、全校児童によるベルギーの公用語(フランス語とオランダ語)でのお迎えのあいさつなどで、盛大に迎えられました。皇太子妃は、終始とてもにこやかに子どもたちと交流されました。
 4年生の書写の授業をご参観になったマティルド皇太子妃は、ご自分でも筆を取られて、「友」「マティルド」とお書きになり、子どもたちの歓声を受けました。
質問  また6年生の総合的な学習の時間の活動では、ベルギーについての学習発表をご覧になった後、子どもたちからの質問にお答えになりました。
 「ベルギーの子どもたちはサッカーのワールドカップに関心がありますか?」といった質問には、「サッカーはたくさんの子どもたちが大好きです」などと答えられました。

 マティルド皇太子妃は、フィリップ皇太子とともに、6月4日の日本対ベルギー戦(埼玉)をご覧になり、翌日帰国されました。