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公益財団法人日本ユニセフ協会

国際協力人材養成プログラム

海外インターン体験記

氏名:野本 瑠衣
派遣先:カンボジア事務所
派遣期間:2013年6月〜2013年8月

2013年6月から8月までの12週間、ユニセフ・カンボジア事務所でインターンをする機会を頂きました。私自身、以前日本ユニセフ協会に勤務し、ユニセフの活動を日本から支援する仕事をしていたこともあり、今回、本プログラムを通して実際のユニセフの支援現場に行き、働かせて頂けることは大変嬉しくもあると同時に、自分がどのような形で現場に貢献できるかという責任も感じていました。

大学院で、主に途上国の子どもや若者を取り巻く社会問題を研究していることもあり、今回は子どもの保護というセクションで働かせて頂きました。子どもの保護セクションでは、社会保障制度支援、青少年の為の法整備支援、子どもに対する暴力という3つの大きな柱があり、私は社会保障支援の中でも児童養護施設やその他のフォスターケア、子どもに対する暴力防止の為のキャンペーンを中心にお手伝いをさせて頂きました。この他にも省庁や数多くのNGOとの協議に参加させて頂いたり、地雷教育プログラムについてモニタリングレポートを作成する機会も頂きました。

また、現地にいる間に少しでも多くの体験をできるように、という直属上司の寛大な心遣いのおかげで、数多くの出張に出かける機会に恵まれ、都市とはまた異なる村の人々の様子を伺い知ることができました。時にはバスで6時間半かけて単独でユニセフが支援する社会福祉士の為のトレーニング現場を視察することもありました。どの地方に行ってもユニセフの支援している現地NGOが各々素晴らしい活動をしており、時には州政府に代わって、子どもの支援を担っているNGOもありました。ユニセフはこれらNGOの持つノウハウを少しずつ現地政府に移行し、国の社会保障制度が向上するよう働きかけています。

数多くの児童養護施設を訪問したことで、沢山の子どもたちの笑顔に出会うことができました。しかし、ふとした瞬間に淋しそうな表情を見せたり、全く笑顔のない子どもたちもいました。貧困や出稼ぎ、病気等で親と一緒に暮らすことのできない子どもたちが、この先ユニセフの支援で幸せな人生を歩んで行けるよう願わずにはいられません。

最後になりましたが、このような貴重な機会をくださいました日本ユニセフ協会、ユニセフ駐日事務所、ユニセフを支援して下さる皆様に心より御礼申し上げます。この経験を無駄にしないよう、今後の自分の進路の糧とし、是非またユニセフで働くことができるよう精進したいと考えています。

乳児の為のデイケアセンター
ユニセフ主導の社会福祉士の為のトレーニング
セクションのスタッフと

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