J8日本代表に選ばれた渋渋4のみなさんが、J8サミットに向けた意気込みを語ってくれました。
栗脇 志郎(くりわき しろう) / Shiro、ワッキー、シロウ、栗ちゃん など
部活動は中一からはじめているバレーボール部でセッターとしてプレーする傍ら、英語ディベートクラブでも活動しています。趣味は映画、漫画、読書、観劇など。
1. 気候変動と地球温暖化 気候変動問題が今までのどの問題とも決定的に違うのは、地球上のすべての人に等しく影響するということ。日本がどうこうというのはさておき、国際社会でどのようなリーダーシップをとるべきなのかを話したい。
2. 貧困と開発 グローバル経済があってこそ途上国で貧困が発生し環境が破壊されるわけで、相互の関係について共通の認識に達したい。 (また)貧困といっても、農業をやっている家庭や、工場で低賃金で働いている家庭など、多種多様なのでケースバイケースで支援の内容を詰めていくべきだと思う。
3. 国際保健 AIDSに関しては、日本はかなり甘い認識を持っているのでもう少し危機感をもつべきだ。過去をみても、難病といわれる病気にもいつかは特効薬は開発されるし、逆にいくら特効薬が作られても新しい病気がまたどこかで発生する。だから、未知の病気が発生した時の対処方法を、知恵を出しながらまとめていきたい。
◆ 日本の同世代の若者へ伝えたいこと ◆ 8年に一度しかない日本でのサミット!今こそ日本中の大人をアッと言わせ、世界を変えてみよう!僕たちは責任を持って全ての意見が十分に検討されるようにするので、どんどんおもしろい意見をお願いします!
菊地 美穂(きくちみほ)
英語ディベート部に入っています。 趣味は読書、音楽を聞くこと、ショッピング、そして友達と話すことです。 特に読書は大好きで、ジェーン・オーステンの「高慢と偏見」は何回も読んでいます。
1. 気候変動と地球温暖化 地球温暖化は、確実に進んでいます。しかし、完璧な対策は残念ながら、まだ練られていません。京都議定書でさえ、アメリカや途上国の多くが参加していないため、決定的な影響を及ぼすものにはなり得ないと考えています。このままでは、高温によるマラリア感染、海面上昇に伴う洪水、そして水不足による農作物への影響と飢えという大変深刻な被害が予想されます。 まず大事なのは、途上国・先進国を問わず、「世界」として地球温暖化防止に取り組むことです。確かに、途上国やアメリカなどにとっては、経済活動へのネガティブな影響などが懸念されるかもしれません。しかし、今のままでは何も解決されません。自国の利益を優先するのではなく、より大きな視点に立って地球を守ることが大切なのではないでしょうか。2012年に、京都議定書の期限は切れてしまいます。すべての国がこの事実を深く受け止め、改善策を早急に練らなければなりません。 J8では、「世界」として地球温暖化に取り組むことの大切さと、全ての国にCO2削減を義務化させることを提案したいと考えています。「義務化」と言えども、各国の発展度、現在のCO2排出量等も勘案した上で例えば何年までに何パーセントまで削減する、という目標をたてたうえに、罰則なども与えない政策にすれば、途上国に不利もでません。少数の先進国だけが参加するような状態よりも、全ての国がCO2を削減しなければならないという新しい共通の意識を持ったほうが、確実に効果が上がると考えます。
2. 貧困と開発 UNICEFによると、世界の240億人は不衛生で清潔な水がない状態で生活をしているのです。この事実は、貧困と非常に強い関係を持っています。飲用、生活に適した清潔な水が簡単に手に入らないため、途上国の多くの子ども達は家族を助けるために何キロも離れている所へ水を汲みに行きます。これにより、通学が考えられないような環境ができてしまいます。学校に行くこともできない子どもたちが未来を動かす大人になれる訳がありません。人身売買や幼年労働という事態が恒常的に起こることとなり、結果的には貧困状態から抜け出せないまま育っていくことになってしまいます。さらに、特にアフリカのような国では、水不足が農作物の生育と家畜の存在そのものを脅かしています。つまり、貧困の阻止と開発を同時に行うには、井戸や水の設備を充実させることが非常に重要なのです。 2007年の夏に、Volvicによる三ヶ月間に及ぶキャンペーンが行われたのは、皆さんもご存知だと思います。UNICEFと協働することによって、Volvicを販売することによって得られた収入の一部でマリでの井戸の開発が実現できたのです。ただ募金をし、寄付した金額が具体的には何に使われるのかがわからないよりは、この様にプロセスと結果が最初から明示されているキャンペーンのアイディアは誰にとっても非常にわかりやすく効果的です。全世界の企業がこのような行動を取るのを、政府が促進させることをJ8では提言したいです。
3. 国際保健 日本でも1日に3人はエイズに感染している、と言われています。エイズはもはや途上国・先進国にかかわらず、全世界共通の課題です。しかし現在、エイズを完全に治療できる薬は開発されていません。そこで、J8では、製薬会社のエイズ治療薬の特許権は認められるべきではないという提言をしたいと思います。製薬会社が一旦特許権を持ってしまうと、ジェネリック医製品が発売されるまでに、20年から25年ものの長い時間がかかってしまいます。特に途上国のエイズ感染者にとっては、ジェネリック医製品はなくてはならない存在です。それなのに、製薬会社の利益のためがゆえに薬が多くの人の手に渡ることがないのなら、大変な状態になってしまいます。特許権を認められることによって、その薬の情報も制限されるのも避けられません。エイズの特効薬はまだ開発されていないからこそ、エイズ治療薬についての情報は全て公開され、自由に研究ができるようにされるべきです。国際保険について考えるとき、エイズ治療薬の特許権の是非は避けても通れない課題です。
◆ 日本の同世代の若者へ伝えたいこと ◆ 何か自分に出来ることはないか、そんなことを思ったことはありませんか?確かに、大人ではない私たちに出来ることは限られているかもしれません。しかし、だからと言って、世界で起きている様々な問題をまるで自分とは関係の無いように生活していいのでしょうか。これから社会を動かしていくのは、私たち若者です。私たちの意見が、これからの未来を形成する、と言っても過言ではないのです。私たち一人一人が、何をできるのか。 我々には、自分で考える以上の力があることを信じて— Take action!
岡 洋平(おか ようへい) / よーへー
部活:テニス ヴァイオリンも三歳半からやっています 趣味:スポーツ全般(特にテニス、野球)、音楽(洋楽中心)を聴くこと、映画や海外ドラマを見ること、新しいところに行ってみること、普通に友達と過ごすこと
1. 気候変動と地球温暖化 地球温暖化はもはや先進国だけの手には負えない世界全体を脅かす問題へと発展してしまいました。J8本番ではどのようにすれば発展途上国に協力してもらえるかを中心に会議を進めていきたいと思います。途上国に納得してもらえるように先進国のこれからの積極的な排出量削減、途上国に対する技術援助、多量生産多量消費の生活の見直しなどについても提言したいです。今回のJ8では途上国の代表も参加するので彼らの意見も尊重しながら世界全体が持続的な発展をできるような未来について話し合いたいです。
2. 貧困と開発 貧困は世界を悩ませる重大な問題であり、紛争など様々な国際問題の原点ともいえます。しかし一番忘れてはいけないのは何もしていない数多くの子供たちが犠牲にあっているということです。このような子どもたちを救い、かつ国々を発展させるものはきちんとした教育です。しかし今の貧困国では開発が遅れ、教育を受けられない子どもが大勢います。このような子どもたちが増えればますます国の開発が遅れる…現在の貧困国はこのような悪循環に陥ってしまっています。これの打開策、経済支援など一方的な援助だけではなく貧困国がいずれは自立して発展を続けていけるような長期的な解決策などを提言したいです。
3. 国際保健 AIDSなどを中心とした会議が予想されますがこのような病気は発展途上国だけが影響を受けているという偏見が持たれがちです。世界中での認知度を高める方法、患者に対する差別の撤廃、患者の人権も守るなど様々な視点から取り組みたいです。
◆ 日本の同世代の若者へ伝えたいこと ◆ 現在世界中の国々で多くの人々が苦しんでいます。日本は先進国として世界をよりよくしていくために努力す義務があります。将来的に日本を背負っていく学生である私たちもにも責任はあります。あなたの一声が世界を変えるかもしれません!私たちは皆さんの意見を責任を持って届けます!応募よろしくお願いします!
篠生 春菜(しのう はるな) / はるな、ハル
音楽を聴くこと、テレビドラマを見ること、そして買い物をすることが好きです。 また、海外に8年間住んでいたこともあって、様々な国に旅行して、その国ならではのものを見たり、聞いたり、食べたりするのが大好きです!
1. 気候変動と地球温暖化 2005年に京都議定書が発効されてから、早くも3年が経ちました。具体的な削減目標が設定され、ようやく地球温暖化に歯止めがかけられると思われましたが、今のところほぼ何の成果も現れていません。私はこの京都議定書の問題点は、国家としての削減目標を設定しただけにとどまっていることにあると思います。国家の削減目標達成のために、各企業や各家庭にも削減目標を設定すべきです。例えば、レジ袋をもらわない、冷房の設定温度を1℃上げるなどの行為を二酸化炭素排出削減への貢献度からポイントとして数値化し、各企業や各家庭に、その規模や人数に応じて獲得すべきポイント数を設定するなど、具体的な提言ができるようにしたいです。
2. 貧困と開発 先進国の政府や様々なNGOなどが貧困国に資金援助をする話はよく耳にするのに、貧困はなかなかなくなりません。貧困問題の解決のためには、ただ単に資金を提供すればいい、という訳ではないのだと私は思います。J8では、必要な人や国に、食料・医薬品・衣料品など必要な物資が行き届くよう、世界から資金を集めて、物資を購入してから分配するような国際的機関の創設を提言したいと思います。
3. 国際保健 予防可能で、治療法も分かっている感染症による死亡者が世界全体の死亡者の半分以上を占めていて、これらの95%が開発途上国で起っているそうです。この状況を変えるために、私はまず開発途上国に清潔な水を提供するべきだと考えています。水は、飲むもの食べるもの全てに関わってくる上に、清潔な水がなければ清潔な医療も提供できないからです。J8では、一日も早く開発途上国に住む人々に清潔な水が提供できるよう、開発途上国に水道設備を整備することを提言したいです。
◆ 日本の同世代の若者へ伝えたいこと ◆ ニュースや新聞を見ていて、「こうすればいいのに」「どうして誰もこうしないんだろう?」と思うことはありませんか?どんなに小さなことでも、どんなに大胆なことでもいいです。ぜひ私たちに教えてください!責任を持って私たちがその声を世界に届けます。貧困や感染症などで苦しむ人が一人でも減るよう、一人でも多くの人が笑顔になれるよう、みんなの力を貸してください!お願いします。
J8サミットホームページでは、現在メッセージを募集しています。「G8首脳にわたしの提言を伝えたい!」「J8代表への応援メッセージ」など何でもOK!みなさんの熱い思いをお寄せください。