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財団法人日本ユニセフ協会
 



東日本大震災緊急募金 第138報
被災地に、子どもたちの図書館が戻ってきました
「名取市図書館どんぐり子ども図書室」完成

【2012年1月10日 宮城発】

宮城県内で、東日本大震災後、未だに十分に利用ができないままの状態となっていた宮城県名取市立図書館。日本ユニセフ協会は、同市の要請を受け、昨年11月より子ども用図書閲覧室(図書室)の建設を支援。民間財団からの支援で一足先に設置・併用が開始されたおとな用図書閲覧式に続き、この度、その建物「名取市図書館どんぐり子ども図書室」※が完成する運びとなり、1月6日、オープニングセレモニーが開催されました。

名取市図書館の菅井美枝子館長が「オープンする前から親子が集まり、子どもたちが並んでいた姿に感動しました。子どもたちの姿を見て、図書室をオープンすることができ本当によかった。私たちの願いが叶いました」と話し、目を潤ませていたのがとても印象的でした。

10歳の女の子のお母さんからも「子どもがずっと本を読みたがっていたので、ありがたいです。木の香りがする素敵な図書館でうれしいです」とおっしゃっていました。
7歳の女の子からは「本は給食と同じくらい好き。迷路の本やブルーナが一番好き。」と笑顔を見せてくれました。

名取市の佐々木一十郎(いそお)市長からは「木の香りがかぐわしい図書館がつくれ、日本ユニセフ協会のご協力を本当に有り難く思っています。多くの子どもたちが本に親しみ、自分の未来を考えるきっかけになることを希望しています」とご挨拶されました。

図書室では、早速読み聞かせの時間が設けられ、多くの子どもたちが紙芝居を楽しんでいました。

全ての写真クレジット:© 日本ユニセフ協会

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