- 関連する学び:
「子どもの権利条約」を学びながら、みんなの権利が守られ、一人ひとりが大切にされる学級を目指して『私たちの学級憲章』を作成してみましょう。
みんなにとって過ごしやすく学びやすい学級をつくるために、自分たちにできることは何か、学校という場において守りたい権利は何か、また権利を尊重するとはどんなことか、子どもたちが経験的に学び、実践していくことを目指します。子どもたちが主体的に考え行動する力を養うとともに、自分だけでなく他者の権利にも目を向けることにより、子ども同士の関係に良い影響を与えたり、学校で安心して前向きに生活できるようになることが期待されます。
学級憲章づくりそのものが、子どもの権利を尊重した取り組みでもあるのです。
私たちの学級憲章
〈学習のプロセス〉
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1. 子どもの権利を知ろう!
まず、「子どもの権利条約」の学びを通して、人権や子どもの権利についての理解を深めましょう。条約で定められている子どもたちの権利について知るとともに、この条約に書かれている権利を、自分もそして同級生ももっていることを学びましょう。
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2. 大切な権利を選んでみよう
子どもの権利についての学びをもとに、一人ひとりの権利が大切にされる学級をつくるためには、どの条文が特に大切か選んでみましょう。選んだ条文をもとに、学級の課題は何か、どのようにみんなの権利を守っていくかなどをグループで話し合い、先生もともに考えましょう。
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3.『学級憲章』を書いてみよう!
それまでの話し合いをふりかえりながら、選んだ条文をもとに、目指すクラス像を「学級憲章」としてまとめていきましょう。その際に「子どもの権利条約」に書かれている内容に沿っているか、もういちど考えてみましょう。憲章のそれぞれの項目に「子どもの権利条約」のどの条文に該当するかを書き添えてもよいでしょう。
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ポスターをつくり、掲示しよう!
でき上がった「学級憲章」をポスターにして教室のみんなから見える場所に掲示しましょう。自分たちでデザインも考えてみましょう。また、「学級憲章」を定期的にふりかえり、守られていないことはないか、足りないことはないかなど、よりよい学級をつくっていくために話し合いを続けていきましょう。
令和4年度には、西東京市立保谷小学校が「子どもたちの権利が守られる学級目標づくり」を実践してくださいました。ぜひ、その実践記録をご覧いただき、参考にしてみてください。
保谷小学校での実践記録をまとめた冊子は、こちらからダウンロードいただけます。
「子どもたちの権利が守られる学級目標づくり」の学習の流れをわかりやすく解説した授業プランもあります。上記の実践記録と合わせてご活用ください!