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エイズが広がって…

エイズ(後天性免疫不全症候群)という病気のことを聞いたことがありますか?
HIVという名前のウイルスに感染して起こるこの病気は今世界中ですごい勢いで広がっています。まだ完全にこの病気をなおす方法はありません。特に開発途上国では高い薬代を払える人は少なく、ウイルスに感染してしまった人は早くにエイズになって亡くなってしまうことが多いのです。
特にアフリカ地域では、この病気が大きな死因となっています。そのために、平均寿命が何年も短くなってしまったような国もあります。
2018年の一年間で、世界中で170万人が新たにHIVに感染しています。

子どもたちがこのウィルスに感染する理由…

  • おなかの中にいるときや生まれるときにお母さんから感染する
  • 母乳から感染する
  • 子どものうちに結婚させられた女の子が、夫から感染する
  • 子どものうちに売られ、買春の犠牲になっている間に感染してしまう
  • エイズについてよく知らず、ウイルスからどのようにして身を守ったらよいか知らない

おとなたちがエイズで亡くなり、その後に残されるエイズ孤児の問題も深刻になっています。アフリカでは1980年代はじめからエイズで1,500万人が亡くなりました。現在、世界中で推定1,730万人のエイズ孤児がいるといわれています。
親をなくした子どもたちが生きていくために、はたらかなければなりません。学校にも行けなくなり、きびしい生活をしなければならない上に、まわりから差別されていることもあります。


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財団法人 日本ユニセフ協会