子どもの死亡数、年間810万人に2010年9月17日
ユニセフは、5歳の誕生日を迎える前に命を失う子どもの数が1990年の年間1,240万人から2009年には年間810万人に減少したと発表しました。これは、1990年に比べ、1日あたり1万2,000人減ったことになります。 しかし、いまだに毎日約2万2,000人の5歳未満の子どもが命を失っていて、その約7割の子どもは1歳の誕生日も迎えることができません。また、約半数は、インド、ナイジェリア、コンゴ民主共和国、パキスタン、中国のわずか5カ国に集中しています。特にアフリカのサハラ砂漠よりも南の地域では、8人に1人が5歳の誕生日を迎える前に命を失っており、これは先進工業国の平均と比べると20倍近い数になります。 今のままのスピードでは、2000年9月に国連ミレニアムサミットで採択されたミレニアム開発目標の8つの目標のうちのひとつ、2015年までに1990年と比べて5歳の誕生日を迎える前に命を失う子どもの数を3分の1までに減らすという目標を達成するのは難しい状況です。世界中のすべての人々の協力と目標達成にむけてのさらなる努力が求められています。 |