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日本:南相馬市の小学校に水洗トイレを設置

2011年5月13日

福島第一原子力発電所の事故のため、福島県南相馬市では、安全な場所へ避難するように指示されている地域があります。そのため、南相馬市内の小学校22校は4校に統合されています。子どもたちの数が増えて、トイレが足りなくなった小学校に日本ユニセフ協会は仮設のトイレ20基を設置しました。

 
© 日本ユニセフ協会/2011/K.Goto
支援した仮設トイレ

統合された4校のうちの1校、八沢小学校には震災前、120〜130名ほどいましたが、いまは約3倍の304名に増えました。今までのトイレは、くみとり式でにおいが気になっていたという子どもたちは、「とてもうれしい」「水洗になって、気分よく使える」と話します。


© 日本ユニセフ協会/2011/K.Goto

金谷哲校長先生は、「男女3基ずつの十分な数のトイレを支援してくださり、とても感謝しています。このトイレは、体育館と校舎のあいだに設置されたので、行き来が便利でとても助かります。」と話します。八沢小学校では教室も足りず、廊下や多目的ホールでも授業が行われているため、日本ユニセフ協会から提供された移動式黒板も役立っています。

財団法人 日本ユニセフ協会