世界のニュース

日本:岩手県 高校総体スタート!

2011年5月23日


© 日本ユニセフ協会

5月20日、盛岡市の岩手県営運動公園陸上競技場で第63回岩手県高等学校総合体育大会の総合開会式が開催されました。
日本ユニセフ協会は、岩手県の被災した地域の子どもたちの大会参加にかかわる移動費や宿泊費用などを提供しています。岩手県高校総体は、スポーツをする高校生にとって、インターハイへの切符を手にするための大切なイベントです。被災した地域の高校生が、他の地域の高校生と同じように練習の成果を発揮し、インターハイをめざすチャンスを平等にもてるようにと、日本ユニセフ協会は大会への支援を決めました。開会式では、松村将寿選手(釜石高校3年)は「お世話になったすべての人に、感動と勇気を与えられるよう、持てる力を出しきります」と宣誓をしました。


© 日本ユニセフ協会
「ご支援ありがとうございます」と書かれた横断幕とともに入場する岩手県立大船渡高等学校の選手団

開会式のあとには、元バレーボール選手の大山加奈さんなどが会場にかけつけ、高校生たちを励ましました。釜石商工高校の高校生は、「心のこもったメッセージをきけてうれしかった!いっぱい勝てそうな気がする」とうれしそうに話しました。また、釜石高校の高校生は、「アスリートの方が4人も岩手まで来てくれたなんてすごい!」と興奮したようすで話しました。多くの高校生たちから「うれしい!すごい!」の声があがり、子どもたちには笑顔があふれました。

財団法人 日本ユニセフ協会