日本：福島県いわき市「三宝保育園」の仮設園舎が完成！

2011年11月14日

© 日本ユニセフ協会 新しい教室に集まった三宝保育園の園児

福島県いわき市にある三宝保育園は、3月11日の地震で園舎が大きな被害を受けて、使用することができなくなってしまいました。なんとか支援を行ってほしい、という理事や先生・保護者のみなさんからの熱い要望を受けて、日本ユニセフ協会は仮設園舎の支援を行うことを決めました。

現在は、94名の子どもが通っていますが、福島県いわき市には他の地域から避難してきている人もいるため、さらに子どもの数が増えると見込まれています。

園長の阿部美智子先生は、「余震のたびに柱のヒビが広がり、とても不安な毎日を過ごしていました。新しい園舎を心から望んでいました。安心して子どもをあずけることができる、とお母さま方も喜んでいます。」と話しました。

子どもたちも、「新しい園舎で友達とたくさん遊ぶのが楽しみ」と希望に胸をふくませています。「あたらしい園舎ができました。ありがとうの気持ちをわすれずに、たくさん遊んでください。」と先生が話すと、子どもたちの元気な返事が園内いっぱいにひびきわたりました。