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げりで亡くなる5歳未満の子どもは毎日2000人

2013年3月22日


© UNICEF/NYHQ2012-1615/Holt
コンゴ民主共和国キブ州にあるキブ湖で水をくむ子どもたち

世界では、5歳を迎える前の子どもたちが、げりが原因の病気で毎日2000人亡くなっています。その内の90%近くにあたる1800人は、汚れた水やトイレを使えないこと、不十分な衛生習慣による理由から命を落としています。

ユニセフの子どもの死亡についての統計では、インド、ナイジェリア、コンゴ民主共和国、パキスタン、中国の5つの国だけで、5歳を迎える前に亡くなる子どもの数の半数を占めています。インドとナイジェリアの2カ国だけでも、3分の1以上になります。これらの国々に共通しているのは、安心して利用できる水とトイレが使えない人々が大勢いるということです。

現在、世界には、清潔で安全な水を利用できない人が7億8300万人にいます。また、トイレが使えない人は25億人います。

子どもの死亡数を減らすには、清潔で安全な水を利用できるようにすることと、トイレを使えるようにすることがとても重要です。

公益財団法人 日本ユニセフ協会