フィリピン:台風で400万人の子どもたちが被災2013年11月10日
11月8日にフィリピンに上陸した大型の台風"ハイエン"により、多くの子どもたちが家を失ったり、親とはなればなれになったりしています。ユニセフは、子どもたちに必要なものをできるだけ早く届けられるよう、急いで防水シートや食べ物、飲み物、薬などを送る準備をしています。 ユニセフ・フィリピン事務所の穂積智夫(ほづみ ともお)代表は、「台風によって道や電話が使えない中で、被害のひどい地域に入ることはとても大変です。しかし、私たちは、なるべく早く子どもたちに支援を届けられるよう、昼も夜も必死に活動しています」と話します。 被災地では、台風で水道や衛生施設(トイレなど)が壊され、病気や感染症などが広がることが特に心配されています。また、学校もなくなり、子どもたちが安全に遊んだり勉強できる場所も必要です。 「ユニセフは、被災した子どもたちに支援を届けるために、できるかぎりのことをしています。これから待ち受けているつらい避難生活の中で、子どもたちの健康や安全を守るため、できるかぎり早く、必要な支援物資を届けようと頑張っています」と穂積代表は話していました。 |