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フィリピン:きれいな水が飲めるようになりました!

2013年11月17日


© UNICEF Philippines/2013/Kent Page
タクロバン市で、きれいな水をくむ子ども。

大型の台風"ハイエン"の被害から8日が経ちました。11月16日夜、一番被害の大きかったレイテ島のタクロバン市とその周辺で、台風によって壊された、水を処理する施設(きたない水をきれいにする設備)が直りました。今では、島の3万か所の水道で、きれいな水を手に入れることができます。

ユニセフは、子どもたちがきたない水でお腹を壊したり、病気になったりしないように、フィリピン軍と米国国際開発庁(USAID)と協力し、水を処理する施設を再び動かすために必要な燃料を確保しました。

ユニセフ・フィリピン事務所の穂積所長は言います。「みんなが協力して支援活動をすることで、被災者の命が守れるということが証明されました。政府や国連や支援者が団結して支援をしたことで、何十万人もの人たちがきれいな水を使うことができ、病気にならずにすみます」

ユニセフは、きれいな水を遠くまで運ぶための水道管も直して、タクロバン市から離れた場所へも、きれいな水を届けようと努力しています。

公益財団法人 日本ユニセフ協会