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ニューヨーク:3月22日は「世界水の日」

2014年3月21日


© UNICEF/NYHQ2007-0315/Christine Nesbitt
ユニセフが支援したポンプで水を汲むナイジェリアの生徒。

3月22日は「世界水の日(World Water Day)」です。

世界では、今なお7億6,800万人の人たちが安全な水を使えません。その大半は、人里離れた地域や都市のスラムで厳しい生活を送る貧困層の人たちです。きれいではない水を使っていることが原因で、毎年数十万人の子どもたちが病気になり、亡くなります。

2013年にユニセフとWHOが発表した統計によると、きれいで安全な水を使えない人が多い国は、以下のとおりです。

  1. 中国(1億800万人)
  2. インド(9,900 万人)
  3. ナイジェリア(6,300万人)
  4. エチオピア(4,300万人)
  5. インドネシア(3,900万人)
  6. コンゴ民主共和国(3,700万人)
  7. バングラデシュ(2,600万人)
  8. タンザニア連合共和国(2,200万人)
  9. ケニア (1,600万人)
  10. パキスタン(1,600万人)

出典:"PROGRESS ON SANITATION AND DRINKING WATER 2013-UPDATE"(2013年5月18日発表) 

ユニセフは、100か国以上で水と衛生(WASH)事業を行っています。この活動によって、例えばパキスタンでは、手掘りの井戸が増え、2012年以降、およそ10万人が安全な水を使えるようになりました。また、世界中の学校でも「学校での水と衛生」事業を行い。世界の何百もの学校で安全な飲み水を飲んだり、トイレが使えるようになりました。

■このニュースのくわしい内容は
 3月22日は「世界水の日」 安全な水が使えない人は7億6,800万人 5歳未満の子ども1,400人が毎日下痢で死亡

公益財団法人 日本ユニセフ協会