南スーダン:最大5万人の子どもが命の危険2014年4月11日
南スーダンは、2011年にスーダンから独立した新しい国です。独立以降、多くの子どもたちが栄養が足りない状況にありましたが、昨年末からの紛争で、さらに深刻さは増しています。栄養不良の治療が今すぐ多くの場所で行われなければ、5歳になる前の子ども最大5万人が亡くなる可能性があります。 現在、南スーダンでは、たくさんの人が球根や草を食べなければならないほど、食べ物が足りていません。ユニセフ・南スーダン事務所のヴェイチ代表は、「このまま紛争が続けば、農家の人たちは種まきをする時期に農作業ができず、南スーダンの子どもの栄養不良危機はかつてないほどの規模となるでしょう。子どもたちは南スーダンの可能性であり、未来への希望でもあるのです。生まれて間もないこの国の子どもたちを失うわけにはいかないのです」と話しました。 ユニセフは現在、南スーダンの栄養不良が深刻な5歳未満の子ども15万人の治療を目指し、栄養治療食、医薬品、ビタミンA、虫下し剤などの支援を進めています。 ■このニュースのくわしい内容は |