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ケニア:破傷風から女の子と将来の赤ちゃんを守る

2014年6月2日


© UNICEF Video
保健センターで破傷風の予防接種を行う女の子

毎年300万人の子どもが、生まれてから1か月以内に亡くなっています。その多くは、出産の時により良いケアを受けることができれば、守ることができる命です。

ケニアでは、破傷風(はしょうふう)から女の子と子どもの命を守るために、各地で予防接種(よぼうせっしゅ)キャンペーンが行われました。

破傷風にかかると、全身がしびれる、筋肉がかたまるなどの症状(しょうじょう)が出ます。破傷風は、出産のときにお母さんとその赤ちゃんに感染(かんせん)することが多く、特に赤ちゃんがかかると死んでしまう可能性が高くなります。

しかし、これは女性が予防接種を受けることで防(ふせ)ぐことができます。さらに、お母さんが予防接種を受けていれば、その免疫(めんえき)は赤ちゃんにも受けつがれます。

キャンペーンが行われたことにより、ケニア・バリンゴにあるカトゥイート小学校では、子どもたちに予防接種が行われ、予防接種の大切さが教えられています。

予防接種を広めていくには、学校との協力が大切です。カトゥイート小学校のアン・タラム先生は、学校と協力してキャンペーンを行うことで、生徒だけでなく、学校に通っていない生徒の姉妹にも予防接種を行うことができると語ります。

■このニュースのくわしい内容は
 ケニア:妊産婦・新生児破傷風から女の子と将来の赤ちゃんを守る

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