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ニューヨーク:スポーツの力が子どもたちの生活を変える
−チーム・ユニセフ−

2014年6月13日


© UNICEF_BANA2014-00555_Mawa
サッカーをするバングラデシュの子どもたち。

スポーツは、子どもを楽しませ、夢中にすることができます。紛争(ふんそう)や災害が起こったときには、子どもたちを楽しませることで、子どもの心をいやし、いつもの生活を取りもどす助けとなります。

スポーツには子どもたちや社会を動かす力もあります。たとえば、スポーツを通じて、女の子にとって良くない考え方や思いこみしている人々の態度を変えることができるかもしれません。

また、スポーツは人々の結びつきを強くする、不思議な力を持っています。子どもたちは、スポーツをすることでチームワークや友情、フェアプレイといったことを学ぶことができるのです。

スポーツは、身体の成長を助けるだけではありません。保健や教育、子どもを守るということにも力を発揮(はっき)します。洪水がよく起こるバングラデシュでは、ユニセフが命を守るための方法である水泳を、15万人の子どもたちに教えています。

ラテンアメリカでは、"ヴァモス・ジョガール"(一緒にプレイしよう)というユニセフの取り組みが始まりました。男の子や女の子、障がいのあるなしに関わらず、すべての子どもが学校でスポーツを楽しむことができるよう、すべての子どもたちが自分の持っている力を最大限生かすことができるよう、ユニセフは500人以上の先生に訓練(くんれん)を行っています。

6月10日には、「チーム・ユニセフ」がつくられました。スポーツにかんするユニセフのすべての活動とほかの団体との結びつきを強くすることで、子どもたちの生活をより良くするために始まりました。ユニセフ・スポーツ親善(しんぜん)大使であるサッカースペイン代表のセルヒオ・ラモス選手もチーム・ユニセフのメンバーとなり、これから世界の子どもたちのために、ともに活動してくださいます。

■このニュースのくわしい内容は
 『チーム・ユニセフ』 スポーツの力が子どもたちの生活を変える

公益財団法人 日本ユニセフ協会