リベリア:エボラ出血熱・命を守るため、予防法を広める"サポーター"2014年8月27日
リベリアでは今年の3月から、1,000人以上がエボラにかかり亡くなっています。ユニセフは、リベリア政府やパートナー団体と協力して、住民にエボラに関する知識(ちしき)や予防方法を伝えています。 パートナー団体には、住民のためにボランティアで活動している人たちがいて、彼らは住民の"サポーター"と呼ばれています。サポーターは、家をひとつひとつ歩いてまわり、正しい知識や予防法を伝え、住民の不安をとりのぞいています。サポーターは、住民がきちんと理解できるよう、何度も住民のもとをたずね、質問にもていねいに答えていきます。 こうした心がかよったコミュニケーションが地域を変えています。リベリアの首都モンロビアにある、ニュー・クル・タウンで暮らしているビクトリア・ウェッシュさんは、ニュースで初めてエボラについて聞いたとき、エボラが本当にあるとは信じられなかったと言います。サポーターが、3回以上ビクトリアさんの家をおとずれ、話をしたおかげで、エボラが本当にあると信じられるようになりました。ビクトリアさんは、サポーターの懸命(けんめい)な活動のおかげで、考えを変えることができたと語ります。 「サポーターの人たちは、私たち家族をエボラから守るための方法を詳しく教えてくれました。そして、恐れず、診療所に行くように勧めてくれました。サポーターの活動が、私の心の中の疑いの気持ちを晴らしてくれたのです」(ビクトリアさん) ボランティアによる住民の命守るための活動が、エボラの感染(かんせん)を止めるカギとなることでしょう。 ■このニュースのくわしい内容は |