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宮城:「子どものまち・いしのまき」2014が開催されました

2014年10月5日


© 日本ユニセフ協会

「子どものまち・いしのまき」が、今年も宮城県石巻市の商店街で行われました。大震災と津波によって大きな被害を受けた石巻ですが、子どもたちがまちの仕組みを学び、まちに親しむことで、ふるさとに誇りを持ち、復興まちづくりに積極的に参加するきっかけになることを目指して、2012年にはじまった取り組みです。

「子どものまち」になった商店や空き地、駐車場、そして今年1月に完成した石巻市子どもセンター「らいつ」では、2日間で1,000人以上の子どもたちが様々な仕事を体験し、"仕事"でためた特別なお金 "マキー"("石のマキー"=「いしのまき」)で、みんながつくった物を買ったりしながら、まちや社会の仕組みを楽しく学びました。

この日のために子どもたちは3か月前から話し合いを重ね、お店に見学に行ったり試作品を作ったりして準備をしてきました。今年の店長は8割が"リピーター"。前年の反省を踏まえて改善点が提案されたり、新しいアイディアが次々と出されたり、おとなが入らなくても多様なアイディアを一つにまとめていきます。当日はお昼を食べるのも忘れて働く姿も見られ、その顔は誇らしげでした。

日本ユニセフ協会は、今年もボランティアブースを出展しました。「TAPプロジェクト」で展開した、インターネット上で水を運ぶ絵を描くと募金になる仕組みを使い、「お絵かきボランティア」を募集。他の"お店"と違い、"お仕事"をしてもお給料(マキー)は出ませんでしたが、たくさんの子どもたちが挑戦してくれました。

 

■このニュースのくわしい内容は
 パワーアップした子どもたち「子どものまち・いしのまき」2014

公益財団法人 日本ユニセフ協会