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宮城県:サッカー長谷部選手が宮城県「あさひ幼稚園」を訪れました

2015年6月17日発


© 日本ユニセフ協会/2015/tatsuo hirose
安全のため、かわりの建物で活動中。来年の秋には、新しい「あさひ幼稚園」にもどる予定。

サッカーの長谷部誠選手(はせべまこと せんしゅ)は、6月17日、宮城県南三陸町(みやぎけんみなみさんりくちょう)の「あさひ幼稚園」を訪れました。長谷部選手がこの場所に来るのは5回目です。

2011年3月に長谷部選手は、自分の本の売り上げをすべてユニセフに寄付(きふ)しました。東日本大震災がおきた後、長谷部選手から寄付されたお金1億1700万円で、津波(つなみ)で流された「あさひ幼稚園」が建てなおされました。

震災から4年がすぎて、「あさひ幼稚園」がある南三陸町でも、大きな工事が町のあらゆるところで行われています。長谷部選手の寄付したお金で新しくなった、「あさひ幼稚園」のまわりでも、大きなダンプカーやブルドーザーが行ったり来たりしています。

どうして毎年ここを訪れるのか、というしつもんに対して、長谷部選手はこう答えています。

「僕が見ているのは被災地(ひさいち)のごく一部だけど、やっぱり来て、この目で見てみると、被災地の復興(ふっこう)はまだまだだなって思う。だから、1年に1度だけど、僕が来ることを通じて、少しでも多くの人に、何か感じてもらえるきっかけとなれば」

「子どもたちの可能性(かのうせい)を広げることがおとなの役目(やくめ)。自分のできることを続けていきたい」

■このニュースの詳しい内容は
 東日本大震災復興支援 第256報 長谷部誠 選手 南三陸町「あさひ幼稚園」5回目の訪問「自分のできることを続けていきたい」

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