世界のニュース

東ティモール:学校は子どもと国の希望(きぼう)

2015年10月7日発


© UNICEF EAPRO/2015/Simon Nazer
学校からもどって、家ぞくのためにお昼ごはんを作るデルフィナさん。

13才の女の子、デルフィナさんは、東ティモールの中心から、はなれたところにある、ラウアナ・グロト村で、くらしています。

デルフィナさんのお父さんはなくなってしまい、お母さんは病気(びょうき)です。
そのため、デルフィナさんは、いつも、お母さんのおせわをし、学校に行くまえに、井戸(いど)から水をくみ、朝ごはんの用意をします。学校から帰ってくると、お昼ごはんをつくり、服を洗たくして、夜ごはんの用意をします。そのほかにも、コーヒーの木のまわりの草をとったりなどのお手つだいもします。

それでも、「私は学校に行くのが好きです。良い成績(せいせき)なので、私はクラスで一番なんです。」と、ほこらしげにデルフィナさんは言います。

 

この村の学校は、2年前はひどいかんきょうでした。校舎(こうしゃ)は、くずれてしまいそうで、いすも足りていませんでした。しかし今は、新しくユニセフの支援した学校がたてられ、教科書(きょうかしょ)もじゅうぶんにあります。

「私はいま学校が楽しいの」「まなぶことが好きなの」とデルフィナさんは言います。
そして、彼女は、大きな希望(きぼう)を持っています。「おとなになったら、学校の先生になりたいのです。」

■このニュースの詳しい内容は
 東ティモール 子どもにやさしい学校 教育は子どもと国の将来の希望

公益財団法人 日本ユニセフ協会