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イエメン:片足をうしなったサッカー少年

2016年1月25日発


© UNICEF/UN08234/Madhok
学校でサッカーをするラフィクくん。(むらさきいろのユニフォーム)

サッカー界のスター、リオネル・メッシは子どものとき、重大な病気にかかっていました。アルゼンチンで生まれ育ったメッシは、その病気をなおすためのお金を出してくれるFCバルセロナに、13才で入団しました。その後、メッシはサッカー界のスターとなってゆきます。

ここ、イエメンにもメッシのようなサッカー界のヒーローがいます。15才の少年(しょうねん)ラフィクくんです。ラフィクくんは8年前、サッカーをしている時に、近くにばくだんが落ち、片足をうしないました。さらに、一緒にサッカーをしていた友だちも、うしないました。

それでも彼は、自分の障がいについて気にしてはいません。友だちと学校でサッカーをして、ドリブルでこうげきをしかけ、チームで活やくしている彼は、町のヒーローです。
イエメンでは、争いがはげしく、ラフィクくんや子どもたちは危険(きけん)な環境(かんきょう)におかれています。しかし、そんななかでも、今日もラフィクくんは松葉杖(まつばづえ)をついて、サッカーをするために走りだします。

<抄訳:臼井遥比(明治学院大学)>

■このニュースの詳しい内容は
 イエメン 片足を失ったもう一人の"メッシ" 空腹と絶望のなかの希望の光

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