ユニセフ子どもネットワーク関東支部会

7月30*31日報告ニュース

関東では7月の終わりに、ネットワーカーの活動に書かせない「子どもネットのあり方(規約)」を考え、心得を明確にするべく話し合いを行いました。まず、規約の方はこのような案ができあがりました。

『ユニセフ子どもネットワーク』

Q. 子どもネットとは??
A. 「子どもの基本的人権」を実現することをめざす、
子どもによる、子どものための、子ども達のグループです。
ユニセフの理念にしたがって、
世界の困難な状況にある子どもたちのことを考え、様々な行動をしていこう!
*「地球市民」として世界の現状を学び考え、
行動しよう!
*「地球市民」とは?
子どもとして考えるすべての人にとってよりよい世界を目指そう!
  
Q. 子どもネットってどんなことするの??
A. ユニセフと(財)日本ユニセフ協会が行う
アドボカシー活動(“政策提言”といって、世界をこんなふうによく考えていこうというキャンペーン、イベント、署名活動など)に参加しよう!
アボガドシー活動に参加するために必要なことを学び、考え、意見を交換するための学習会やセミナー、ワークショップ、シンポジウムなどに参加・企画しよう!
「子どもの基本的人権」にとって重要なことがらに対して意見や声明を発表しよう。
  
Q. 活動する時の約束は?
A. 計画をたてたり実行する時はかならず事務局に連絡・相談しよう。
  ユニセフのロゴマークや写真は、許可をとってからつかおう。
  仲間の電話番号や住所、メールアドレスなどは、他人に渡したりしてはいけません。
  子どもとして考えるすべての人にとってよりよい世界を目指そう!

具体的活動例も載せたいが、それはもう少し活動してからという事になりました。

次に心得について。これは、「活動上心に留めておくこと」と名をかえ、分かりやすい案にしました。

挿入

抽象的な言葉も多いが、ここからは個人の想像力や自覚に任せても良いのではないかと言うことで、この案でまとまりました。
関東での意見はこのようになったが、再度全国の意見を採り入れて最終的にまとめたいと思いました。付属の返信用の用紙に意見を記入し / までに協会にファックスまたは郵送で送って下さい。

そして、「これからやっていきたいこと」について話し合いました。まずは国際社会の流れを見ました。最近は、21世紀になったという事もあり、様々な面での見直しが進められています。2000年は女性、2001年にはエイズ、小型武器についての国際会議、特別総会がすでにもたれ、8月には人種差別の世界会議、9月には子どもの特別総会が、予定されています。そのことについて少し詳しい資料を載せようと思います。少し難しい内容になりますが、要するに、世界の子どものことも見直していこうという動きがあり、わたしたちこどもとして、その会議に向けて、何か出来ないかという話になりました。その時に「セイイェスで、子どもの権利条約の大事さも学んだことだし、私達の意見を、9月の国際会議に意見書という形で提出しよう」という案が出ました。

これから行われる国際会議について

国連子どもの特別総会について
1 会議のアウトライン
  期日  2001年9月19日〜21日
  場所  国連本部(ニューヨーク)
  参加  各国首脳レベル(フランス・シラク大統領、韓国・金大統領はすでに参加決定。38カ国は出る予定)
約200の国・地域(パレスチナなど)の代表・国際機関・NGO(児童のことに取り組んでいたなど)の参加
  1990年の国連子どもサミットのフォローアップとして開催。
  会議のキャッチフレーズ 子ども達にふさわしい世界を (A world fit for children)
  宣言、行動計画を決める。
  特別な試み
ラウンドテーブル   3つの議題について、各3つの机で各首脳がディスカッションを行う。日本には、個人的意見を戦わす文化がないので難しい試みだ。
子供参加 「子ども」について話し合われる。当事者がいなくては何も決めることは出来ない。子どもの参加を促進することによってよりよい世界をともに作ろう。
首脳個人代表 首脳の代わりに会議に向けての準備をする人。
2 準備会合(首脳個人代表の参加)
(1)内容
  特別総会の構成や採択文書を討議し、決定する。
  紛争下の児童・児童の商業的性的搾取についてのパネルが行われた。
(2)宣言と行動計画における主な論点(最も大事なキーポイント)
  教育
約1億人(ほとんど女)が初等教育を受けられていない。初等教育の重要性が言われている。これは、人権の基礎であり、貧困、児童労働を減らす為のポイントとなる。
無料、強制的、質の良い教育を。
日本政府は経済的支援はよくしている。が、法律面では遅い。
(栄養も重要な問題である。栄養不良な子どもはたくさんいる。十分に精神的に肉体的に成長できるためにも、十分な栄養は必要である。)
 今日、ポリオ撲滅、教育普及、識字率アップは上手くいっているが、貧困や栄養失調は続き、予防可能な病気で死亡する児童も多い。治療薬はあるが治療費などの関係で治療できないエイズなども重要な問題である)
  親の役割 
国や文化によって違うが、どの程度親の役割権利という物を認めていくか考えなければならない。米、韓国(イスラム、アフリカ、カトリック以外に)は親の立場を相当強調している。
性役割でなく、父母平等に関わることが必要である。
  家族
家族の捉え方もたくさんある。家族単位、家族構成単位、などだ。そして、同性愛や、単身の人の扱いも難しい。いずれにせよ、家族という存在は、子どもにとって大きな存在である。
  リプロダクティブ ヘルスケア サービス
(性と生殖に関する健康)
現にある物をさけて通ってはいけないが、中絶の話など、米などで受け入れないなど、難しい問題もある。
  児童労働
パキスタンのシアルコット等は有名だが、子どもの小さい手の方が縫いにいい等と行って、サッカーボール縫いに子どもを使っている。が、FIFAでは協力して子供が作ったサッカーボールは使わないことにしている。
絨毯作りなどもそうである。ILOは、児童の最悪の形態の労働を禁止するキャンペーンを行っている。なかなか目の届きにくい問題である。
  児童虐待
子どもの商業的性的搾取などがある。最近では、インターネットを使ったサイバーポルノが急速に増え、深刻な問題となっている。
家庭内児童虐待は、なかなか目の届きにくい深刻な問題である。
  子どもの権利条約
重要な問題は、米国が批准していないことである。(米は子どもの死刑も州によっては認めているのでそれが批准しない理由の一つと考えられる。米国はTBT、小火器についても批准していない。)
米は、たとえ同じ事を言っても「子どもの権利条約にあるように…」と付け加えてあるだけで反対する。
一方、国際社会では別条約として、少年兵士の問題や、子ども買い春、ポルノに関する選択議定書を認めていく動きがある。
  先住民、難民、障害を持った子供
  財政措置
開発途上国などでは、債務帳消しを訴えられている。武器のお金の投資の制限などがあれば、子どものためにさけるお金も増えるのだ。
  そのた。
LDC(リースト ディベロップド カントリー)
最貧国ネパールなどには、関税なしの輸入、輸入を頼まれたら拒否しないなど特別措置を執るべきだ。
3 第二回児童の商業的政敵搾取に反対する世界会議(横浜会議)について
この会議では、政府、国際機関(ユニセフ)エクパット、NGOなどが協力して国際企画委員会としてともに作り上げるという形を取る。
目的
  1. ストックホルム会議の実行と政治的強化 
  2. ストックホルム会議の実行と成果の見直し 
  3. 専門性とよい例 
  4. 今後のフォローアップ
6つのテーマ
  1. 子どもポルノ 
  2. 性的搾取から守る、防ぐ、回復までのケア。 
  3. 人身売買 
  4. 企業の関わり、役割
    ホテル業、インターネット業とも連係を取らねばならない。
  5. 法律の執行の強化 
  6. ペドファイルを描いていく
プログラム
 1日目。  オープニングセレモニー
オープニングセッション
パネル1 ストックホルムから学ぶ
 2日目 パネル2 障害とチャレンジ
 3日目 パネル3 これからどうしたらいいか。6テーマをふまえ
 4日目 カンファレンス