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2007年ユニセフセミナーのご報告

2007年8月3日(金)と6日(月)、ユニセフハウスにて教職員を対象としたユニセフセミナー(文部科学省後援)を開催しました。3日、6日とも各々52名の方々にご参加いただきました。

両日ともに午後から半日のスケジュールで行われ、冒頭では文部科学省より初等中等教育局 視学官 宮崎活志氏から「未来を切り拓く教育」−これからの学校教育の在り方−(3日)、初等中等教育局 教科調査官 安野功氏から「我が国の未来を切り拓く教育」−教育基本法に込めた願いと各学校に期待すること−(6日)というテーマでご講演いただきました。


次に、ユニセフ基礎講座や、ユニセフ協会が提供している資料のご紹介、教室ですぐに使える「子どもの権利条約についてのアクティビティ」を体験いただきました。ユニセフハウスの展示スペースの見学後、3日は文部科学省大臣官房国際課 海外協力官 満尾俊一氏より「国際協力の現状と現職教員派遣への期待」というテーマでご講演をいただきました。また両日共、現場の先生方からユニセフを題材にした授業の具体的な学習のすすめ方などの実践事例報告、スタディツアー(モンゴル)の報告をいただきました。ご報告いただいたのは、3日が東京都・港区立白金小学校 工藤美樹子先生、6日が東京都・練馬区立大泉中学校 須貝牧子先生、千葉県・暁星国際中・高等学校 下辻正孝先生で、いずれの報告も参加者からとても好評でした。

参加者のアンケートでは、「セミナー全体を通して、大変具体的で分かり易く興味深い内容であった。ユニセフの活動や世界の現状を、授業等を通して子どもたちに伝えていきたいと思う」「児童会を中心に毎年、募金活動を行っているが、単に募金だけで終わってしましがちだったので、活動を行う際の取り組みとして大変、参考になった。今までは授業の中で扱ったことがなかったので、総合の学習の中などで使っていければと思った」「アクティビティの体験で、グループの先生方と、子どもたちの問題について話し合えたことがよかった。同じ方法で、子どもたちに実践してみようと思う」「講師のお話は、 “ハッ”とさせられる内容であった。学んだことを振り返り、理解した上で、現場に戻りたい」「ユニセフ基礎講座、アクティビティ、実践報告、どれをとっても充実した内容に思えた。必ず現場に返していきたい」などの声が多く寄せられ、充実したセミナーとなりました。

来年度も同時期にセミナーの開催を予定しております。ホームページやTNET通信などでご案内いたしますので、是非ご参加ください。


写真:(財)日本ユニセフ協会

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財団法人 日本ユニセフ協会