NEWS

2007年ユニセフリーダー講座のご報告

2007年8月17日(金)、ユニセフハウスにて中学生・高校生を対象としたユニセフリーダー講座を開催しました。今回の講座は過去最高のお申し込みをいただき、当日は首都圏を中心に全国から99名の中学生・高校生が参加しました。
ユニセフ基礎講座では、ユニセフの活動や開発途上国の子どもたちの現状についての説明と、ORS(経口補水塩)を溶かして飲料水をつくる体験学習も行いました。その後、開発途上国の保健センターや学校の教室を再現したユニセフハウスの展示スペースを見学いただきました。



後半のゲストコーナーでは昨年に引き続き、横浜国立大学大学院博士後期課程に在学中のネパール人留学生、ジギャン・クマル・タパさんをお迎えしました。ゲストコーナーでは最初に、参加者同士が打ち解けていただくためのプログラムであるアイスブレーキングとして、自己紹介ビンゴゲームを行いました。



次に、ジギャンさんから自己紹介を含めたパワーポイントを用いてのネパールの基礎知識、教育と学校の現状、ネパールが抱える子どもに関する問題などの解説がありました。後半はアクティビティを通して、ネパールの教育の問題についてグループで学びました。テーマは「君がユニセフ担当官なら」。「ネパールのある地域の教育状況を考え、より多くの子どもたちが小学校に行き、卒業するために、どういう活動をするとよいのか、その活動はどういう理由でするのかを考え、その活動にふさわしいプロジェクト名をつける」についてグループで話し合いました。どのグループも活発に意見交換し、最後にグループ討議の結果を発表し閉会しました。
参加者のアンケートでは、「今日、この講座に参加できて、沢山の人に出会って学べたことを嬉しく思います。世界のことを考えている人、意識の高い人と学べた事が新鮮でした。学校に帰ったら、多くの人に今日学んだ事や感じた事を伝えられたら良いなと思います」「ユニセフについて、言葉では知っていたけれど実際の活動や今の世界の現状についてあまり知らなかったので本当に勉強になりました。そして今、私達がとても恵まれていて、幸せな暮らしができているんだと実感することができました」「楽しく学習できました。文化祭での研究、発表に活かしたいと思います」「この講座に参加できてよかったです。ジギャンさんのトークはおもしろくて、わかりやすくて本当に参考になりました」などの感想が寄せられました。

次回のリーダー講座は2008年の夏に予定しています。ホームページやT・NET通信などでお知らせする予定です。多くの皆さんのご参加をお待ちしております。


写真:(財)日本ユニセフ協会

いちらんにもどる

財団法人 日本ユニセフ協会