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2013年度ユニセフリーダー講座のご報告

2013年8月9日(金)、ユニセフハウスにて中学生・高校生を対象としたユニセフリーダー講座を開催しました。当日は、北海道や佐賀県など遠方からの参加者を含め、全国から95名の中学生・高校生が参加してくださいました。
ユニセフ基礎講座では、DVD「ユニセフと地球のともだち」の上映の後、開発途上国の子どもたちの現状やユニセフの活動について、パワーポイントを用いて解説しました。その後、開発途上国の保健センターや学校の教室を再現したユニセフハウスの展示スペースを、展示案内スタッフの説明を受けながら見学しました。

ゲストコーナーでは、現在、横浜国立大学大学院に在学中のネパール人留学生、エソダ・バスネットさんをお迎えしました。自己紹介に続き、ネパールの紹介、ネパールの教育の現状と課題等についてお話いただきました。

その後は前半の解説を踏まえ、グループで「あなたがユニセフの担当官なら」というテーマのワークショップを行いました。「ネパールのある村の子どもの教育状況を考え、より多くの子どもたちが学校に行き、卒業するために、どういう活動をすると良いか。その活動はどういう理由でするのかを考える。こうした活動に相応しい事業の名前を考える。」という課題についてグループで討議しました。各グループは中学生と高校生を混成したメンバー構成でしたが、各グループ共、活発にアイデアを出し合い、最後に討議の結果を発表いただきました。最後にはエソダさんよりネパールの歌「レッサム フィリリ(飛んで行きたい)」と、ネパール舞踊の披露があり、終了となりました。

参加者のアンケートでは、「同世代の人の色々な意見を聞けて良かったです」、「エソダさんの『一人ひとりの意識で世界の子どもたちの人生が変わる』という言葉が胸に響きました」、「自分で調べただけでは分からないことを多く学ぶことができました。学校のみんなに伝えたいと思います」、「一つの問題にたくさんの問題が関連していることを実感し、一人だけでなく、みんなで協力、解決しなければならないと思いました」、「改めて世界の現状を知ることができてとてもためになりました。学校に行きたくても行けない、働かなくてはならない子どもたちが少しでも減るように、できることを探したいです」など、リーダー講座で学んだことを活かし、行動していこうという前向きな感想を多くいただきました。

次回のリーダー講座は2014年の夏に予定しています。ホームページや学校への通信などでお知らせする予定です。多くの皆さんのご参加をお待ちしております。

写真:© 日本ユニセフ協会

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公益財団法人 日本ユニセフ協会