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財団法人日本ユニセフ協会

ライブラリー プレスリリース

世界教師デー:ユニセフがアフガニスタンの教員研修を支援

【2007年10月5日 カブール発】

資格を持つ教員が不足しているアフガニスタンで、ユニセフは教育省を支援して、80人の訓練担当主任と16,000人の女性教員の研修を行なっている。11の州から集まった研修者は、教授法やクラス運営、授業計画、子どもの発達などのコースで学ぶ。

2004年以降、ユニセフは教育省を支援して全国に9つの教員養成大学を設立した。アフガニスタンでは、何年もの間教員訓練への投資がなされなかったために、教員の数と教授水準が大きく低下していたが、これらの大学の設置により、状況の是正が期待されている。

2006年、ユニセフとパートナー機関・団体は共同の教員研修プログラムを通じ、教員4万人を対象とする教授法に関する研修の実施を支援した。また、ユニセフの支援により、小学校教員57,766人が2〜5年生用の新しい教科書についての指導を受けた。

「私は12年生までの教育を終えただけで、すぐ教師になったため、この仕事について何もわかっていなかった。」2年生を教えている教師トゥールパイカイ・ロシンガー氏は、教科書や子どもの発達、クラス運営、“子どもにやさしい”教授法などに関する5回の講習を終え、こう述べた。

ユニセフとパートナー団体・機関の支援を受けて、アフガニスタン政府は、職に就く前の教員に2年間の研修カリキュラムを実施したり、シラバスおよび教材を作成したり、また、女性教員の数を増やすための戦略を含む初等教育の総合的な教員研修システムの開発を行なっている。

「女性教員の数を増やすことや授業の質を改善することは、女の子たちが引き続き学校に戻るようにするためにも、またすでに在籍している児童・生徒たちの中途退学の危険を減らすためにも重要なステップである。」と、ユニセフ・アフガニスタン事務所長キャサリン・ムベンゲ氏は述べた。

タリバン時代、女性教員は仕事への道が閉ざされていた。ユニセフは、2002年以降、全国の学校や地域に根ざした学校を対象に女子教員の研修活動を行なっている。

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