メニューをスキップ
財団法人日本ユニセフ協会

ライブラリー プレスリリース

ユニセフ事務局長 アン・ベネマン
イエメンの12歳の“新婦”の死について声明を発表

【2009年9月14日 ニューヨーク発(オリジナル英語)】

「イエメンの12歳の女の子ファウジヤ・ユースフちゃんの死亡の報を受け、非常に深い悲しみを感じています。ファウジヤちゃんは、無理やり、自らの年齢の2倍以上も年上男性と結婚させられました。現地の報道によれば、この年齢で妊娠したファウジヤちゃんと彼女の赤ちゃんは、3日間も続いた分娩の後、二人とも息を引き取りました。」

「子どもたちを結婚させること(早婚)は、非常に深刻な形の子どもの権利の侵害行為です。妊娠する年齢が低ければ低いほど、女の子や赤ちゃんが健康上負うリスクも高くなります。15歳になる前に妊娠・分娩する女の子が命を落とす確率は、20代で妊娠・分娩する女の子よりも5倍も高くなるのです。」

「早婚は、女の子から、子どもらしく生きる時代を奪います。教育や純真な心を奪うのです。」

「今回のような事件は、私たちに、女性や子どもの権利、特に女の子の権利の保護が急務であることを教えてくれます。早婚は、往々にして貧困や人々の無関心の産物です。ファウジヤちゃんや彼女の赤ちゃんのような子どもたちの命を守るために、早婚を生み出している背景となっている様々な問題の解決に、より一層の努力が払われなければなりません。」

トップページへコーナートップへ戻る先頭に戻る