ユニセフや国連機関などが発表している、子どもに関するデータは以下の通りです。(※2023年8月更新)
データカテゴリー
子どもの死亡数 | 予防接種 | 栄養 | 水と衛生 |
教育 | HIV/エイズ | 児童労働 | 出生登録 |
紛争下の影響 | 子どもの貧困 | 子どもの幸福度 |
5歳未満の子どもの死亡数
2021年、世界で5歳をむかえる前に亡くなる子どもの数は500万人。そのうち、230万人は生後28日未満の新生児。
----6秒にひとりが死亡。5歳未満児の死亡数は、1990年の1,250万人から2021年の500万人と大きく減少。 |
予防接種
2019年から2021年までの間に、計6,700万人の子どもたちが、定期的な予防接種を完全に、または部分的に受けられなかった。 |
2021年、ユニセフは109カ国に約23億回分のワクチンを調達し、世界の子どもの46%に提供した。
(出典:ユニセフ Supply Annual Report 2021) |
栄養
世界の5歳未満児のうち、栄養不良に陥っている子どもたちの数(2022年時点)
発育阻害は子どもの脳の発達に大きく影響し、一生涯に関わる問題を生む。 (出典:ユニセフ・WHO・The World Bank: Joint Child Malnutrition Estimates – 2023 edition) |
水と衛生
(出典:ユニセフ・WHO 水と衛生に関する共同監査プログラム(JMP)による最新報告書『家庭の水と衛生の前進2000-2022』) |
教育
2021年時点、学校に通っていない子どもたち(6歳~17歳)は、2億4,400万人。
(出典:UNESCO New estimation confirms out-of-school population is growing in sub-Saharan Africa )) |
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックにより、世界で1億6,800万人以上の子どもたちの通う学校が約1年間にわたって休校状態となっている。さらに、約2億1,400万人(約7人に1人)の子どもが、対面学習の4分の3以上を受けられなかった。
(出典:ユニセフ プレスリリース(2021年3月3日)) |
HIV/エイズ
2021年時点、推定170万人の子ども(0〜14歳)がHIVと共に生きている。新たにHIVに感染した子ども(0〜14歳)は推定16万人。
(出典:UN AIDS 2022 GLOBAL HIV STATISTICS) |
児童労働
児童労働に従事する5歳から17歳の子どもの数は、世界で1億6,000万人。 そのうち、健康面・安全面・道徳面で有害な可能性が高い、危険な状況・条件下で働く子どもの数は、7,900万人。 (出典:ユニセフ・ILO 報告書 2021年6月10日発) |
出生登録
世界の5歳未満児のうち、およそ4人に1人は、出生登録がされていない。出生登録がされないことで、教育や保健ケア、社会保障といったサービスを受けられなくなる可能性がある。
(出典:ユニセフ UNICEF Data) |
紛争下の影響
2019年時点、紛争の影響を受ける国で暮らす子どもは、16億人にのぼる。また、約4億2,600万人(6人に1人以上)の子どもたちが紛争地域で暮らしている。 |
子どもの貧困
世界で推定3億3,300万人の子ども、つまり6人に1人の子どもが極度の貧困の中で暮らしている。(極度の貧困ラインは1日2.15米ドル)
(出典:ユニセフ・世界銀行 報告書 2023年9月13日発) |
子どもの幸福度
先進国の子どもたちの幸福度(well-being)を多面的・多層的に分析した2020年のレポートによれば、日本の子どもは身体的健康が1位、精神的幸福度が37位、スキルが27位だった(38カ国中) |