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公益財団法人日本ユニセフ協会
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エボラ出血熱緊急募金 第47報
エボラ出血熱:シエラレオネ
エボラ地域ケアセンターが開設
北部ボンバリの10カ所に

【2014年11月14日 ジュネーブ/シエラレオネ・フリータウン発】

シエラレオネの北部ボンバリにエボラ地域ケアセンターが新しく10カ所開設されました。これは、エボラ出血熱に対するケアが、地域密着で行えるよう設置されたものです。

地域密着型のエボラ地域ケアセンター

ケアセンターで防護服を着る保健員たち。(シエラレオネ)
© UNICEF/NYHQ2014-3001/James
ケアセンターで防護服を着る保健員たち。

ボンバリは、エボラ出血熱による被害が最も大きい地域のひとつで、今年5月以降、1,000人以上の命が奪われています。ユニセフが設置したこのテント式のケアセンターは、ボンバリにおける病床数を増やすことにつながります。

「1カ所あたり8病床備わっているこのケアセンターは、エボラウィルスに感染した人々が暮らす地域内で、基本的ケアや無償の医療品、安全な水、衛生環境、食料を無料で得られる場所となります」とユニセフ・シエラレオネ事務所のローランド・モナッシュ代表は言います。

施設はシエラレオネ政府の地域保健管理チームが現地NGOと協力して運営し、研修やモニタリング、啓発活動が行われます。スタッフはトレーニングを受けた保健員で構成され、防護用の物資も備わっています。

エボラ地域ケアセンターの設置にあたり、ユニセフは地元政府やコミュニティのリーダーと広範囲な話し合いを重ねました。そして、この施設が地域住民に受け入れられるようにすることを確認しました。地域ケアセンターは、エボラの基本的ケアや隔離治療を提供する施設であるほかに、安全が確保された場所であり、コミュニティの意識向上のため、死者の尊厳を守る埋葬の実施や啓発活動も実施されます。

ユニセフはイギリス政府の支援を受けて、保健員を感染から守るため、日常的に必要な物資とともに、隔離用のテントや防水シート、必要な建設資材を提供しました。

ユニセフは今後数週間以内に、隣接した地域にさらに30カ所の施設を設置する予定です。

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