新資料『統計で見る子どもの10年』発行

 国連子ども特別総会に先立ってユニセフがまとめた統計資料の日本語版『統計で見る子どもの10年(1990-2000)〜「子どものための世界サミット」からの前進』(A4サイズ・全60ページ)が発行されました。(原典資料名:Progress since the World Summit for Children〜A Statistical Review, UNICEF 2001)

 本資料は、より改善された手法で集められた子どもに関わる数々のデータを10年の推移というかたちで提示し、世界の子どもが直面する問題の所在と性質を明らかにしています。
 たとえば、5歳未満児死亡率を1990年と比較し3分の1削減するという目標は60か国で達成され、世界平均は1000人の出生あたり93人から83人と11%減りました。しかし、もっとも死亡数の多いサハラ以南のアフリカで死亡率の減少幅はわずか3%にとどまっています。1960年から2000年の間に世界全体で5歳未満児の死亡数は半減(2040万人から1090万人)したものの、サハラ以南のアフリカ地域での死亡数は倍増(230万人から450万人)しているという現象が明らかにされています。

 5月8日から10日かけて開催された国連子ども特別総会では、本資料で明らかにされている課題の多くが会議の主要なテーマとなり、これらのデータは今後10年間の具体的な目標づくりのベースとなりました。
 
統計でみる子どもの10年1部まで送料を含め無料。
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■『統計でみる子どもの10年(1990-2000)』目次
* 5歳未満児の死亡率
* 子どもの栄養不良
* 安全な飲み水
* 衛生
* メジナ虫症
* 初等教育
* 成人の識字率
* 急性呼吸器感染症
* 妊産婦の死亡率
* 出生率と家族計画
* 妊産婦ケア
* ビタミンA欠乏症
* 母乳育児
* 低体重出生
* 予防接種
* はしか
* 新生児破傷風
* 下痢性疾患
* ポリオ根絶
* HIV/エイズ
* 児童労働
* 出生登録
* 子どもの疾病に対する総合的な取り組み
* マラリア
* UNICEF in Japan


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