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ユニセフ協会からのお知らせ

「アフリカ子どもの日」2008
ユニセフは、アフリカの未来を切り開く力になる子どもたちを支援します!

【2008年6月16日 ニューヨーク発】

写真:マリ:破傷風の危険について説明する昔ながらの分娩介助者
©/ HQ02-0264/Giacomo Pirozzi
マリ:破傷風の危険について説明する昔ながらの分娩介助者

「アフリカ子どもの日」の今日6月16日、ユニセフは学校や地域活動、メディア、政治における子どもの参加の重要性を世界に訴えます。特に、来月日本で開催される四回目となるジュニア8(J8)サミット2008は、若者がG8に集まった世界のリーダーたちと直接、意見を交わすよい機会となるでしょう。

今年の「アフリカ子どもの日」は、子どもの参加する権利、すなわち「子どもが参加でき、発言できる」権利に注目しています。

ここ10年くらいの間に、学校や地域活動、メディアや政治における子どもや若者の積極的な参加を世界が注目するようになり、子どもや若者の市民権や権利が認識されるにつれて子どもの参加がすすんできました。

写真:寝台用の蚊帳の下に座る、最近マラリアから回復した女性と子ども
©/ HQ02-0264/Giacomo Pirozzi
リベリア:寝台用の蚊帳の下に座る、最近マラリアから回復した女性と子ども

J8の多くのテーマは、G8の最重要議題でもある地球温暖化やHIV/エイズなどの国際保健問題、そしてアフリカの開発の問題。こうした全ての問題は子どもたちに強く影響します。子どもの直接参加が必要なことは明らかです。

G8各国と開発途上国の若者が7月2日から北海道・千歳市で開催される第4回目となるJ8サミット2008の幕を開けます。そして、7月7日には、G8北海道洞爺湖サミットに参加する世界のリーダーたちに直接、意見を伝える機会があります。

世界の主要先進国のリーダーが取り上げる議題についての決定事項は、世界中の子どもたちの人生に多大な影響を与えるでしょう。子どもたちは、G8で議論される課題に対して独自の視点をもち、現在のリーダーの決定とともに生きていかねばなりません。ですから、世界のリーダーたちが子どもたちの考えを取り入れなければならないのです。

G8と開発途上国の代表39人が主要な3つのテーマを議論する1週間の会議に集います。議題は、「気候変動と地球温暖化」、「子どもの生存、感染症やHIV/エイズなど国際保健問題」、「特にアフリカにおける貧困と開発」の3つ。

参加者は、G8参加各国(カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、日本、ロシア連邦、英国、米国)から選ばれた4人1チームの13歳から17歳までの子どもたち。そして、アフリカを含む開発途上国からのJ8代表団7名も参加。彼らは、G8サミットの主要テーマに関わるプロジェクトに参加している実績に基づいて、ユニセフのスタッフが世界中から選出しました。

写真:コンゴ民主共和国:子どもにポリオワクチンを投与するコミュニティの宗教リーダー
©/ HQ02-0264/Giacomo Pirozzi
コンゴ民主共和国:子どもにポリオワクチンを投与するコミュニティの宗教リーダー

J8参加者は全員、G8開催に合わせて日本を訪問。そのうち8名が選ばれて、サミットのリーダーに意見を伝えます。

来月のJ8とG8サミットはアフリカに焦点を当てています。つい先日、ユニセフがサハラ以南のアフリカの基礎保健サービス改善のための大規模な集中投資を呼びかけたことに足並みを合わせています。サハラ以南のアフリカにおける近年の成功にさらなる資金提供をして、不適切な保健サービスに苦しむアフリカの子どもたちを支援しなければいけません。

ユニセフは、先月28日、第4回フリカ開発会議(TICAD Ⅳ)に際して、初めての『アフリカ子供白書』2008を発表して、アフリカの保健サービスの拡充への投資を国際社会に求めました。

「アフリカ子どもの日」は、1976年、南アフリカのソウェトで、教育レベルの向上と自分たちの母国語で教育を受ける権利を主張する抗議運動で傷を負い、命を落とした多くの子どもたちを忘れないようにするために、制定されました。1991年から毎年、開催されています。

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◇ 募金のお願い ◇

 財団法人日本ユニセフ協会では、アフリカの子どもに対するユニセフの緊急援助を支援する「アフリカ緊急募金」の受付を行っています。皆様のご協力をよろしくお願い致します。

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