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公益財団法人日本ユニセフ協会

UNICEF・Volvic タイアップキャンペーン

2012年、2013年のレポート *現地からの活動報告 現地での活動進捗状況

2012年3月以降、マリ共和国では政情不安が続いているため、現地での活動は当初計画していたスケジュールよりも時間を要しています。しかし、ユニセフはこの困難な状況の中でもパートナーとの連携をさらに強化して着実に活動を進めています。セキュリティの問題から、一部、支援地を変更したり、井戸建設会社の選定や資材の運搬等において難局も発生していますが、活動地域では、地域の水道局を中心に、熟練作業員や水管理委員会が協力して井戸の修復作業などを行っています。また、最も状況の悪化しているマリ北部では、直接、活動の監督やモニタリングの実施が困難なため、現地で稼動している信頼できるパートナーと協定を結び建設活動の監督やモニタリングを行うなど、緊急事態下でも支援を途切れさせない努力を続けています。
※ ユニセフ協会スタッフによる現地視察は2012年、2013年は実施しておりません。

現地での活動の様子

井戸の修復作業
   
地元の水道局などによって 修復の対象となる故障中の井戸を調査        
   
作業員を中心に修復が行われています        
 
作業を見守る村の人びと   修復した井戸から清潔で安全な水が出ています
修復された井戸から水をくむ村の女性
 
村長と水管理委員会にメンテナンス用工具が配布されました

活動進捗状況

2010年のキャンペーンよるご支援
  • 手押しポンプつき深井戸4基の建設が完了(3基建設中)
  • 15基の井戸の修復が完了
  • ソーラーパネルを備えた小規模水道設備2施設の改修完了
2011年のキャンペーンによるご支援
  • 手押しポンプつき深井戸6基を建設中
  • 10基の井戸の修復作業活動中
  • ソーラーパネルを備えた小規模水道設備へ2施設を改修中
2012年のキャンペーンの寄付によるご支援
  • 建設/修復作業のための、建設会社の選定などが行われています

※2013年6月現在

すべての写真クレジット© UNICEF/ Mali

ユニセフ・マリ事務 活動報告書より
 

みなさまからお寄せいただいたご支援によって、手押しポンプ付の深井戸建設、壊れたポンプの修復が行われ、清潔で安全な水を供給するための支援が実施されています。
井戸の建設や修復が行われた地域では、人々が清潔で安全な水を手に入れることができるようになっただけでなく、下痢や、コレラ等水に起因する病気の発症率が低下したり、女子の就学率が向上したりしています。また、日常的に水を使えるようになり、いくつかの村では、農作物の栽培や乳幼児を清潔に保つことができるようになる等、現地の人々の衛生環境や生活水準の向上に貢献しています。よどんだ水を飲むことで感染する寄生虫病のひとつであるメジナ虫病は、井戸が新しく作られた場所では支援後は発生していません。2006年、マリ国内で329件もの報告があったメジナ虫病の発生件数は年々減少し、2010年には55件、2011年には12件、2012年には4件まで減少しており、近年中に報告数が0件になることが期待されています。

 

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