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財団法人日本ユニセフ協会

■実施中の募金キャンペーン

パートナー スタッフの紹介

TAKE ACTION!2008 アフリカのマラリア対策をサポート

© nakata.net

【2008年9月25日 東京発】

2006年の引退後、世界約70カ国を旅した中田英寿氏。

各地を訪れる中で、環境や貧困などの問題を目にする一方で、そこに暮らす人たちのたくましさ、子どもたちの笑顔に出会ったといいます。

© Kaoru Watabe/KODANSHA/
TAKEACTION!2008

旅を通じて感じた「よりよい世界のために、一人でも多くの人が何かできれば」との思いから始まった『TAKE ACTION!2008』キャンペーン。6月7日には、中田氏の思いに共感した選手たちが世界各地から横浜に集まり、『+1(プラス・ワン)フットボール・マッチ』が行われ、約63,000人の観客をプレーで魅了すると同時に、「なにかできること、ひとつ。」のメッセージが大きく発信されました。

© Louis Vuitton

マッチの前日には、中田氏の発案により、ルイ・ヴィトン主催の「チャリティーガラ(*1)」が開催されました。チャリティーガラの中で行われたオークションでは、「中田英寿と友人チームと試合を行う権利」や「上田桃子プロゴルファーとラウンドプレーする権利」などのアイテムが出品され、落札金額を含め合計28,955,881円もの落札金額全額が、ユニセフへ寄付されました。

© UNICEF/2008/ Vidyarthi
コンゴ民主共和国が行っている無料マラリア治療が受けられる保健センターのひとつで、診察を待つ親子。

この寄付金は、コンゴ民主共和国におけるユニセフのマラリア予防のプロジェクトの活動に役立てられます。中田氏は、2008年初めに、長く続いた内戦が終わり、復興へ歩みだした同国を訪問しました。

コンゴ民主共和国は、5歳未満の子ども死亡率が、出生1000人あたり205人(*2)と世界で9番目に高く、年間200,000人もの人が、マラリアによって亡くなっています。その多くは、免疫力が低い5歳未満の子どもたち。5歳未満の子どもの場合、年に平均7回、マラリアによる発熱にみまわれるといいます。

寄付金で、ユニセフは約36,000張の蚊帳を調達し、マラリアによる死亡率が最も高い地域のひとつ、北部キブ州のムトゥアンガで無償で配布します。この結果、約36,000張の防虫剤を練り込んだ蚊帳の下で、マラリアにかかりやすい妊婦や幼い子どもたちを中心に、家族が安心して眠ることができるようになります。

© SUMITOMO Chemical

このプロジェクトで配布される蚊帳は、住友化学株式会社の「オリセット®ネット(*3)」。旅の途中で、タンザニアにある、同社と現地の蚊帳メーカーが合弁で設立した工場を訪れた中田氏は、その技術と多くの雇用を生み出している点に感銘を受けたといいます。コンゴ民主共和国でのプロジェクト実施にあたり、住友化学株式会社からは、さらに10,000帳が寄付されることになりました。

© SUMITOMO Chemical

マラリアで命を失う5歳未満の子どもたちは、年間約770,000人。防虫剤を練りこんだ蚊帳の下で眠ることができれば、守ることのできる命です。その命を守るために、TAKE ACTION!賛同いただいた関係の皆様のご協力のもと、コンゴ民主共和国でのプロジェクトが実施されます。

DVD1枚につき、1張の蚊帳が子どもたちに—

中田氏の旅を収録した、DVD「中田英寿 僕が見た、この地球。〜旅、ときどきサッカー〜」。DVDのご購入1枚につき、ユニセフを通じて、マラリア予防のための蚊帳1帳が、コンゴ民主共和国で配布されます。

DVDのご紹介はこちら >>

nakata.netでのご紹介はこちら >>

DVD「中田英寿 僕が見た、この地球。〜旅、ときどきサッカー〜」

*1:ガラとは、社会貢献活動などへの財政的な支援を目的に開催するパーティー。パーティーの収益金などが寄付金となる。

*2:世界子供白書2008

*3:「オリセット®ネット」は、ユニセフの他のプロジェクトでも使用されている。

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