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モザンビークで
新たな支援が始まります

モザンビークで
新たな支援が始まります

© UNICEF/UNI286554/Fauvrelle

モザンビークってどんな国?

アフリカ東部に位置する国、モザンビーク。日本の約2倍にあたる79.7万平方キロメートルの国土に、約3,000万の人々が暮らしています。主要部族であるマクア・ロムウェ族が人口の約40%を占め、その他国内には約40の部族が存在する、まさに多民族国家です。宗教的にはキリスト教徒が人口の約40%、イスラム教徒が約20%を占め、その他の伝統的な宗教も多数信仰されています。公用語はポルトガル語ですが、ポルトガル語を第一言語とする人は人口の10%未満で、複数の言語が共存、使用されています。

ポルトガルの植民地から独立を果たした1975年以降も不安定な政情が続き、ようやく内戦が終結したのは1992年を迎えてからのことでした。その後、政治の安定化とともに経済発展が進みつつありますが、2019年時点での一人当たりの国民所得(GNI)は480米ドルで、最も開発が遅れているグループである「後開発途上国」の一つに分類されています。主要産業は農業でとうもろこしが主な農産物ですが、近年は豊富な鉱物資源を活用した資源開発も活発に行われています。

数字で見るモザンビーク

 
モザンビーク
日本
5歳未満児死亡率(1,000人中)
74人
出生時の平均余命(平均寿命)
61歳
出生登録率
56%
基本的な飲み水を利用できる割合
63%
基本的な衛生設備(トイレ)を利用できる割合
37%
5歳未満児死亡率(1,000人中)
モザンビーク 日本
74人
出生時の平均余命(平均寿命)
モザンビーク 日本
61歳
出生登録率
モザンビーク 日本
56%
基本的な飲み水を利用できる割合
モザンビーク 日本
63%
基本的な衛生設備(トイレ)を利用できる割合
モザンビーク 日本
37%

出典:ユニセフ「世界子供白書2019,2020」

モザンビークの子どもの教育事情

現在、モザンビークにおける学齢期の子どもの数は約720万人に上ります。内戦終結後、初等教育純就学率は大きく上昇し、2007年の64%から97%にまで大きく改善されましたが、これは政府が学費の無償化や教科書の無料配布など、教育分野に力を注いできた成果といえます。

しかしながら、小学校に入学する子どもの数は増えましたが、教育の質の改善が追いついていない状況で、子どもたちの学習の習得が低い、中退率が高いなどの深刻な課題が残されています。例えば、2016年に実施された小学3年生を対象とした調査では、読み書きでは4.9%、算数では7.7%の子どもたちしか目標とする学力に達していませんでした。また、小学校の修了率は45%で、半数以上の子どもたちが小学校を卒業できていません。

© UNICEF/UNI286579/Fauvrelle
© UNICEF/UNI232547/Berger

モザンビークの教育指標

幼稚園の就園率(3歳~5歳)
5%
学齢期(小学校)の子どもの数
720万人
小学校の修了率
45%
小学校に通っていない子どもの数
120万人
子どもと教員の割合(小学校)
子ども60人あたり教員1人
5歳未満児死亡率(1,000人中)
5%
学齢期(小学校)の子どもの数
720万人
小学校の修了率
45%
小学校に通っていない子どもの数
120万人
子どもと教員の割合(小学校)
子ども60人あたり教員1人

新規プロジェクト概要

日本の皆さまからのご支援で新たにスタートするプロジェクトの概要を以下お知らせします。

プロジェクト・テーマ:

  1. 北部ナンプーラ州における就学前教育のアクセス向上
  2. 同州における、女子に重点を置いた質の高い初等教育へのアクセス向上

主なプロジェクト内容:

  1. 就学前教育事業
    • コミュニティの動員と啓蒙活動
    • 教材・教具の提供
    • 遊びを取り入れた教育法に関する教員研修の実施
    • その他資材(教育関係者移動用バイク、学習キット、教員キット等)の提供
    • 両親、ケア提供者への支援
    • 研修の実施、子育てに関する教材の提供
  2. 初等教育事業
    • 教員研修(遠隔地教育含む)/読み書き、ライフスキル等について
    • 政府教育担当官の研修
    • 給水設備の設置
    • 男女別手洗い/衛生設備の設置
    • 子どもクラブを通じた衛生啓発活動
    • 設備維持・管理委員会の設置と研修

モザンビーク活動報告

子どもたちの教育の基礎となる就学前教育

モザンビークでは、幼稚園などの就学前教育を受けている子どもは、わずか5%です。乳幼児期は、脳が飛躍的に発達する大切な時期で、就学前教育は子どもたちに大きな効果をもたらします。例えば、就学前教育を受けた子どもは、小学校の生活に必要不可欠なスキルを伸ばし、学校を留年あるいは中退する可能性が減少することがわかっています。

ユニセフは、教育省とともに、小学校入学前の5歳~6歳の子どもたちが就学前教育を受けられるように、「短期集中就学準備プログラム」を導入しました。日本の皆さまからのご支援で、ナンプラ州の5歳~6歳の子ども7,380人が同プログラムに参加する予定です。

動画 子どもたちが小学校で学び始めるための大切な準備(就学前教育) 

校長先生などを対象とした学校運営に関する研修

学校が円滑に運営され、課題を解決できるように、校長先生などを対象とした研修を実施しています。2021年は、日本の皆さまからのご支援でナンプラ州で80人の校長先生等が研修を受講することができました。研修期間は30日間で、教育学、学校運営、財務管理、リソース管理、法律、情報通信技術(ICT)の6つの科目を学びます。

教員研修

ユニセフは、教育の質を向上するために、現職の教員を対象とした遠隔教育による教員研修の支援を行っています。