トイレは今世紀最大の問題のひとつです。清潔な飲料水の不備に加え、適切なトイレの不備からたくさんの子どもたちが
下痢などの感染症に苦しみ、時には死にまでいたっています。
ウランバートルにある学校・幼稚園は上下水が設置されているものの、故障しているものも多く、
臭気を放ち、不衛生で、子どもに対して配慮のない建設手段が用いられている場合が目立ちます。
先月、東部のドルノド県にある11番学校を視察に行きました。
子どもたちの衛生クラブ活動にも参加させて頂いたのですが、トイレの使用、水の扱い方、
伝染病の経由などの衛生的な知識は素晴らしく脱帽させられる思いでした。
しかし、校内には信じられない話しですがトイレが存在しません。
校庭に掘っ立て小屋のような不衛生なトイレ(というようなものではありませんが)がポツンと寂しそうに設置されているだけで、
800人の児童がそうしたトイレを使用するわけなのです・・・
子どもの権利を保護し、教育を通しての成長を見守り、子どもによる参加を促しながら、地域一体の健康状況を改善していくという活動に従事できるのが最大の幸せです。
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