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© UNICEF/ HQ03-0028/Shehzad Noorani |
| バスラから南へ40kmにあるアカッド小学校。(2003年撮影) ユニセフは、武力衝突の中でも、イラクの子どもたちが学校で、基礎的教育を終了して、ライフスキルを身につけられる場所であり、子どもの安寧の場所であり続けるように努力しています。 |
学校は安寧の場所
教育も恐怖にさらされています。街の小学校、中学校のほとんどは閉鎖されています。20以上の学校は武力衝突で被害を受けたと報告していますし、未確認ですが、何人もの生徒と教師が殺害されているようです。
最優先で学校の保護を求めるユニセフ
現地報告によると、空き家になった学校のいくつかには、自宅を追われた住民が避難しているのです。同時に、武装勢力も利用しているかもしれません。
「学校は、紛争時であっても、子どもたちの安寧の場所なのです。子どもは、平和を堅持する国際法のもとに、保護されています。どんな状況でも、イラクの学校は、イラクの子どもたちの教育と保護のためだけに、適正に使われなければなりません。」 と、ユニセフ・イラク事務所の教育チーフ、メッテ・ノルドストランドは話します。
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© UNICEF/ HQ03-0515/Shehzad Noorani |
| 何週間もの間、バスラの住民は水を取りに外出も、学校に通うこともできませんでした。ユニセフが資金援助した水タンク作戦で、何週間も外出禁止令と武力衝突が続いたバスラの街に水が届けられています。(2003年撮影) |
水と物資の配給
人道団体とともに、ユニセフは、武力衝突が始まって以来、ずっと、バスラとサドルシティの子どもたちを支援し続けています。ユニセフが支援する、バスラでのタンクによる水配給作戦は、外出禁止令が続いているにも関わらず、住民にいきわたりました。そして、多くの住民が初めて見る新鮮な水を提供できました。
ユニセフは、バスラの病院に、1万2千人分の医療物資も届けました。数日前からはようやく学校支援も再開しました。
サドルシティでは、ユニセフの水タンク作戦が、街の外れで困窮した生活を送る住民に、210万リットルもの水を供給しました。それは、街の病院にも届きました。1万2千もの家族が水浄化タブレットを受け取り、家庭で利用する水をきれいにしています。タブレットを必要とする、4200以上もの家族用の備えが、地域の保健事務所に配給されました。
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© UNICEF/2008/Rubaye |
| 外出禁止令のなかでも、ユニセフのタンカーによる水配給は続いています。 |
「わたしたちは、現在持てるほとんどの手段を駆使して、治安上の問題はあっても、住民に少しでも安らぎをもたらすことができるように努力しています。
それでも、子どもたちへの精神的影響は、癒すに余りある辛いものでしょう。絶対に、子どもたちが武力衝突の終結を見て、安心して学校にもどれるようにしてあげなければなりません。」と、ユニセフの緊急支援専門官のルチアーノ・カレスティーニは語気を強めます。
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