メニューをスキップ 公益財団法人日本ユニセフ協会

子どもの権利を尊重・推進するビジネス

ユニセフの取り組み

© UNICEF/NYHQ2004-1401/GIACOMO PIROZZI

ビジネスセクターは、社会のすべての側面に対して影響力を持っています。人権を強化する正の力を発揮するか、もしくは、人々の幸福と環境に対して負の影響を与えるか、いずれかの大きな可能性を秘めているのです。ユニセフは、ビジネスと人権に関するアジェンダの中心的な議題として子どもの権利を推進することによって、CSRと子どもの権利、というアジェンダを定めようとしています。

ユニセフは、官民パートナーシップを支援し、適切と思われる場合には、民間企業・地域社会・NGOや政府間の協力を促し、またそのお手伝いをすることにより、企業セクターがもっている公共政策に対する影響力を活用します。

ユニセフの活動には以下のようなものがあります:

  • 方針や基準の策定と行動
  • ユニセフ内部およびパートナーにおけるCSR活動を行うための能力の構築
  • 子どもに焦点をあてたCSRを実施するための効果的なツールの作成
  • 子どもたちに正の影響を与えるために企業の行動が変わるよう呼びかけ、影響力を評価し測定する為のツールを提供する

限られた資源を用いて最大限の効果をもたらすために、ユニセフは、CSRと子どもの権利に関して、世界的・地域的・国レベルの枠組み、ネットワークやイニシアチブを通じて企業と関わるということを重視しています。ユニセフは、CSRに関してこれまでに得られた基準、ツールや知識をとりまとめ提供します。それに基づいて、個々の企業は、子どもの権利を遵守した企業独自の内部方針や手順をつくることができます。国レベルでは、ユニセフの国内委員会や現地事務所による活動は、詳細な分析と優先順位づけに基づいて行われます。時には、CSRに関する法律や規則づくりの働きかけを行うこともあります。