日本ユニセフ協会TOP > “子どもの権利”から見た 国連「持続可能な開発目標(SDGs)」8月26日(水)13時30分〜15時30分会場:ユニセフハウス(東京港区)

“子どもの権利”から見た 国連「持続可能な開発目標(SDGs)」
8月26日(水)13時30分〜15時30分
会場:ユニセフハウス(東京港区)


© UNICEF/INDA2013-00373/Romana

公益財団法人日本ユニセフ協会(東京都港区/会長:赤松良子)は、8月26日(水)13:30より、記者ブリーフィング:“子どもの権利”から見た国連「持続可能な開発目標(SDGs)」を開催いたします。※報道関係者向けの催しですが、一般の方にもご聴講いただけます

MDGsが残した課題

貧困の撲滅や普遍的教育の実現、乳幼児死亡率の削減など、国際社会が取り組むべき8つの目標を定めたミレニアム開発目標(MDGs)が今年、その達成期限の年を迎えました。世界のこの15年間の努力によって、5歳未満で死亡する子どもの数は半数以下に減り、発育阻害の子どもの割合は41%減少、学校に通えない初等教育就学年齢の子どもの数が44%減少するなど、さまざまな分野で大きな成果がもたらされました。しかし一方で、地域別・男女別等で見ると未だに根深い格差が残ること、また、MDGsからは取りこぼされていた中進国・先進国も含む子どもの貧困、暴力や搾取からの保護といった点が、いま世界の子どもたちを脅かす深刻な問題となっていることも明らかになりました。

© UNICEF/NYHQ2012-1850/Bindra

9月採択の新たな目標、“子ども”をキーワードに解説

国際社会が、MDGsの後継となる新たな目標として作り上げた『持続可能な開発目標(SDGs)』は、17分野の目標と169項目のターゲットから成り、2015年9月の国連総会の場で正式に採択されようとしています。本記者ブリーフィングでは、MDGsと比べてより細分化され、より広範囲の国際課題に対応しているSDGsを、“子ども”をキーワードにその意義や背景を解説し、SDGsと子どもの生存・発達の関係性について理解を深めていただくことを目的に開催します。

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■“子どもの権利”から見た国連「持続可能な開発目標 (SDGs)」
日 時 : 2015年8月26日(水) 13:30〜15:30(開場13:00)

時間 構成 登壇者
13:30-13:35 ご挨拶 日本ユニセフ協会
専務理事 早水 研
13:35-14:05 第一部
2030年へのロードマップ:
持続可能な開発目標と子ども
MDGsからSDGsへ
・取り残された課題
・SDGsとは
・子ども関わる重要ポイント
学校事業部アドバイザー
池田 礼子
14:05-14:20 公平性ある開発
★同時通訳有り
ユニセフ
ベトナム事務所代表
Youssouf Abdel-Jelil
14:20-14:50 第二部
新たな目標が掲げる
古くて新しい課題:
「貧困」と「保護」の現場から
報告①
子どもの貧困の解決に向けて
〜先進国の子どもの貧困
首都大学東京
教授 阿部 彩氏
14:50-15:10 報告②
暴力や搾取からの保護
〜“子どもの保護”が開発にもたらす影響
ユニセフ
ガザ・フィールド事務所代表
Pernille Ironside
15:10-15:30 質疑応答  
会場 ユニセフハウス (東京都港区高輪4-6-12) 1階ホール

最寄り駅
JR 品川駅西口(高輪口)より徒歩約 7 分
都営浅草線 高輪台駅より徒歩約 7 分
アクセス
参加費 無料
定員 先着130名
備考 個人情報の取り扱いについてはこちらをご覧ください。
※プログラム内容や登壇者は、都合により変更となる可能性がございます。予めご了承ください。

登壇者プロフィール(登壇順)

池田 礼子(いけだ れいこ)

(公財)日本ユニセフ協会 学校事業部アドバイザー

慶應義塾大学法学部卒業。在スイス・ジュネーブ国際問題高等研究大学院修士。UNHCRベトナム事務所、ユニセフ北京事務所、武力紛争下における子どものための国連事務総長特別代表事務所などを経て、2001年1月より2002年11月まで、ユニセフ東京事務所副代表。2014年9月より現職。

Youssouf Abdel-Jelil(ユーソフ・アブデル・ジェリル)

ユニセフ・ベトナム事務所代表

モーリタニア出身。アメリカン大学で経済理論の学位取得後、ペンシルベニア大学にて行政学修士、ケンブリッジ大学にて経済学修士を取得。1998年よりユニセフにて、ナイジェリア、ニューヨーク、ブルンジ、ヨルダン(中東・北アフリカ地域事務所)、ギニアで活動後、2012年から2014年にかけて、ユニセフ・シリア事務所の代表として、シリア危機における緊急人道支援を指揮。2014年8月より現職。

阿部 彩(あべ あや)

首都大学東京 都市教養学部 教授

マサチューセッツ工科大学卒。タフツ大学フレッチャー外交法律大学院修士・博士号取得。国際連合、海外経済協力基金を経て、1999年より国立社会保障・人口問題研究所に勤務。2010年より社会保障応用分析部長。2015年4月より現職。専門は、貧困、社会的排除、社会保障、生活保護。著書に、『子どもの貧困ー日本の不公平を考える』(岩波書店、2008年)、『弱者の居場所がない社会』(講談社、2011年)、『子どもの貧困Ⅱ−解決策を考える』(岩波書店、2014年)、『生活保護の経済分析』(共著、東京大学出版会、2008年)にて日経経済図書文化賞受賞。

Pernille Ironside(パネラ・アイアンサイド)

ユニセフ・ガザ・フィールド事務所代表

カナダ出身。コロンビア大学にて国際人権、人道法等を専門とする法学修士号を取得。2002年より国連に勤務し、ユニセフではイエメン、コンゴ民主共和国、ニューヨーク本部にて緊急時下の子どもの保護専門家として活動。子どもの兵士の解放交渉や社会復帰支援を専門とする。また、2013年のフィリピン台風時は、災害後の子どもの保護分野の活動を指揮。2013年8月より現職。ガザ地区の子どもたちの保護および人道支援活動を率いる。

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