危機から7年。明日への希望にもがく50万人の子どもたち 【2025年7月31日で受付終了】

ロヒンギャ難民 緊急募金

2017年より暴力や迫害から逃れるため、ミャンマーから国境を超えて隣国バングラデシュに避難してきた少数民族ロヒンギャの子どもやその家族を守る取り組みの「ロヒンギャ難民緊急募金」は2025年7月31日をもって終了しました。
皆様からのお力添えにより、これまで約12億円のご支援をお預かりし、難民やホストコミュニティの最も脆弱な人々に対して、水と衛生、保健・栄養、子どもの保護、教育の分野で子どもに焦点を当てた活動を実施することができました。
皆様のご支援に心より感謝申し上げます。引き続き、世界の子どもたちが健やかに過ごせるよう、ユニセフ募金緊急募金にご協力のほど何卒よろしくお願い申し上げます。

ロヒンギャ難民危機7年:いまだ続く避難生活、支援を必要とする子どもたちのために活動を続けるユニセフ/日本ユニセフ協会

長谷部誠大使、ロヒンギャ難民キャンプ訪問 1日目/日本ユニセフ協会

皆様のご支援でできたこと

難民キャンプにて栄養カウンセリングを受けるソフィバちゃん(2歳)(2024年7月16日撮影)

ロヒンギャ難民キャンプにあるユニセフが支援する栄養センターで、栄養検査を受けるために待つ子どもたち(2024年7月14日撮影)

ロヒンギャ難民キャンプ内の学習センターへ向かう女の子たち(2023年7月9日撮影)

難民キャンプにあるユニセフ支援の学習センターで勉強する女の子(2024年5月19日撮影)

危機の発生以来、ユニセフは7年間にわたり、必要な支援を迅速に届けるべくパートナー団体と教育、水と衛生、栄養、保健や子どもの保護支援事業、住民への啓発活動を行ってきました。皆様のご支援により、以下の支援を届けることが出来ました(一例)。

<栄養>
  • 6カ月から59カ月までの重度の栄養失調に苦しむ1万2,000人以上の子どもたちに治療を提供しました
  • 約8万人の主要な保護者に対し、乳幼児の栄養指導を実施しました
<水と衛生>
  • 約27万人が安全な飲料水や生活用水を利用できました
<子どもの保護とジェンダーに基づく暴力>
  • 15万8,000人以上がメンタルヘルスと心理社会的支援を利用できました
  • 3万6,000人以上がジェンダーに起因する暴力のリスク軽減と予防をできました
<教育>
  • 24万5,000人以上の子どもが早期教育を含む正式または非正式教育にアクセスし、に学習教材と学びの機会を得ることができました