ロヒンギャ難民 緊急募金

2017年の夏にミャンマーで激化した暴力から逃れるために、少数民族のロヒンギャの人々が隣国のバングラデシュに逃れてから4年。以前から避難していたロヒンギャ難民など、46万人の子どもを含む88万人が今すぐの人道支援を必要としています。さらに、バングラデシュは新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大にも直面しており、6月末時点で国内の感染者数は91万人を超え、そのうち1万人は避難民が多く生活するコックスバザール地区での感染です。難民キャンプでも1,700件を超える感染が確認されており、過密する難民キャンプでは更なる感染拡大、医療サービスのひっ迫が懸念されています。

長谷部誠大使、ロヒンギャ難民キャンプ訪問 1日目/日本ユニセフ協会

長谷部誠大使、ロヒンギャ難民キャンプ訪問 2日目/日本ユニセフ協会

COVID-19、火事、モンスーン。故郷を追われてもなお、過酷な状況にさらされる子どもたち

ロヒンギャ難民キャンプの学習センターが閉鎖されているため、母親と先生の助けを借りながら自宅で勉強する女の子

危機の発生から4年。以来、ユニセフは必要な支援を届けるべくパートナー団体と教育、水と衛生、栄養、保健や子どもの保護支援事業を行い、住民への啓発活動を行ってきました。 2019年には、2,500の学習センターを設置し、5万人以上の子どもに学習の機会を提供し、1万2,500人の青少年にライフスキル教育を提供しました。しかし、2020年3月にはCOVID-19がキャンプ内でも発生し、2021年3月にはキャンプ内での火災が発生。火災で住居を失い、COVID-19の感染で家族と離れ離れになった子どももいれば、火傷を負ったり、火を見てミャンマーで経験した暴力を思い出し、トラウマに苦しむ子どももいます。さらにはモンスーン時期の大雨により、607の学習センターが影響を受け、継続が困難になりました。キャンプ内の教育施設は、国内の他の地域と同様、3月以来閉鎖されており、約31万5,000人のロヒンギャ難民の子どもと若者が学習センターに通えずにいます。最近の調査で、子どもの77パーセントが自宅で保護者主導のもと、学習活動に参加していることが分かりました。しかし、多くの親が読み書きをできないことなど、大きな課題も残っています。トイレや手洗い場、心理社会ケアを行う多目的センターも影響を受けています。危機から4年、あまりにも多くの苦しみに子どもたちは直面しています。

ユニセフ、緊急支援を拡大

ユニセフが支援する保健センターで栄養不良の検査を受けるアティカちゃん(10カ月)

ユニセフは、すべての子どもが守られ、権利を享受できるよう、水と衛生、保健、栄養、教育、子どもの保護や開発のためのコミュニケーション(C4D)などを通じた行動変容や政府との連携に取り組んでいます。
2021年6月までに、下記の支援を届けることが出来ました。

<栄養>
  • 3,307人の生後6-59ヶ月の子どもに急性栄養不良の治療を提供した
  • 14万6,976人の生後6-59ヶ月の子どもにビタミンAを投与した
<保健>
  • 1万7,395人の0-11カ月の乳児が、三種混合ワクチン(DTP: ジフテリア・百日咳・破傷風混合ワクチン)を受けた
  • 5歳未満の子ども5万51人に保健カウンセリングを実施した
  • COVID-19の治療を行った
<水と衛生>
  • 8つのキャンプの24万2,000人が国内の基準を満たす安全な水を利用する事ができた
<教育>
  • 43万5,348冊のワークブックが印刷され、教育の機会を得ていない19万663人が学びの機会を確保できるように努めた
  • ラジオプログラムを通じて障がいのある536人を含む5万7,603人に教育の機会を提供した
  • 家庭での学習イニシアティブを通じて24万4,603人が保護者などから教育を受けた
  • 2,500か所の学習センターで23万1,577人の子どもが教育を受けた
<その他>
  • 55万2,734人がCOVID-19や下痢症などの感染症に関する予防のメッセージを受け取った

ロヒンギャ難民緊急募金にご協力を

堤防からあふれる水をせき止めようとする子どもたち

ユニセフは、ロヒンギャの子どもたちが避難先で尊厳を守られ、また、新型コロナウイルス(COVID-19)禍でも栄養や教育、保護など必要な支援を継続して実施できるため、国際社会に1億4,120万米ドル(151億840万円。1米ドル107円で計算)を要請しています。最も支援を必要としている子どもたちとその家族に支援を届けるために、ロヒンギャ難民緊急募金にご協力をお願いいたします。

危機下にあるロヒンギャ難民の子どもたちと家族に、人道支援活動を届けるユニセフの活動を支えるため、
みなさまのあたたかいご協力をお願いいたします。

3,000円のご支援で子どもの免疫力を高めて病気にかかりにくくするビタミンA750人(1年間)分に変わります。
5,000円のご支援で重度の栄養不良からの回復に役立つ栄養治療食166袋に変わります。
10000円のご支援で命を奪う主な病気のひとつ、はしかから子どもを守るための予防接種ワクチン266回分に変わります。
30000円のご支援で水容器1、浄水剤、石けん、歯ブラシ、生理用ナプキンなどが入っている「家庭用の水と衛生・尊厳回復キット」6家族分に変わります。
50,000円のご支援で緊急下でも授業が開けるよう生徒40人分の教材が入った「箱の中の学校」3セットに変わります。

1米ドル=107円で計算(2021年1月時点。)
※輸送や配布のための費用は含まれていません。
※ご寄付の金額は任意です。

ロヒンギャ難民 緊急募金

郵便局(ゆうちょ銀行)募金口座
振替口座:00190-5-31000
口座名義:公益財団法人 日本ユニセフ協会

*通信欄に「ロヒンギャ」と明記願います。 *窓口での振り込みの場合は、送金手数料が免除されます。