ロヒンギャ難民 緊急募金

2017年8月25日以降、暴力から逃れるために、ミャンマーのラカイン州からバングラデシュに逃れてきたロヒンギャ難民は50万人以上。その6割を占める30万人以上の子どもたちが今、危険にさらされています。

感染症から子どもたちを守る支援/ロヒンギャ難民緊急募金

バングラデシュにたどり着いても、なお過酷な状況にさらされる子どもたち

洪水地域や水田を歩き、避難キャンプを目指す、ロヒンギャ難民

8月25日以降バングラデシュに逃れたとされる難民のうち、19万2,000人が過密状態の避難民キャンプや仮設住宅で生活をしており、9万2,000人が地域の受けいれコミュニティに身を寄せています。さらに、21万7,000人が一時的な受けいれ施設に身を置いていますが、その数は急激に膨らんでいます。ISCGによる最新の報告によると、8月25日以降にバングラデシュに逃れてきた難民のうち、58%が子どもで、全体の67%が女性であるという報告もあります。また、9%が1歳未満の子どもたち、23%が5歳未満、28%が6-18歳とされています。

多くの人々が何日もかけて50-60kmの道を歩いてきていて、食料、水、住居や保護を必要としています。バングラデシュにたどり着いても彼らの戦いは終わったわけではなく、十分な住居スペースがなく雨風にさらされる人もいれば、トラウマや忘れられない傷を抱えた人、疲弊していたり、病気や飢えに苦しんだり、と多くの人たちがケアを必要としています。多くの低地に設置された住居は9月19日に起きた大雨で浸水しました。雨は引続き降ることが予想され、人口密度が高い場所では感染症の蔓延も懸念されます。特に幼い子どもたちにとって、感染症は命を落とす要因になります。

子どもたちには、今すぐ安全な場所と、命をつなぐ支援の確保が求められます。

ユニセフ、緊急支援を拡大

ロヒンギャ難民の子どもに予防接種を行うユニセフの保健員

ユニセフは子どもたちとその家族への支援活動を拡大しています。9月24日には、40万人分が今後4ヶ月安全な水を利用でき、3万5,000人が改善された水と衛生設備を利用できるように緊急支援物資を提供しました。また、9月28日には2,500人分の尊厳キット、4万7,000人以上の子ども分の箱の中の学校、コレラ対応キットを提供しました。

<水と衛生>

ユニセフは、新たに到着した5万人の難民を対象に、毎日安全な水を提供しているほか、3,050人の新たな難民にトイレの設置支援も進めています。

<栄養>

1万1,252人の新たに到着した子どもたちの健康状態を確認し、196人の急性栄養不良と診断された子どもたちを医療機関へ照会し、治療できるよう支援しています。

<保健>

9月中旬から一週間かけて行われた、はしか、風疹、ポリオの予防接種キャンペーンで、11万1,595人の子どもたちがはしかと風疹の予防接種を、5万9,544人の子どもたちにポリオの予防接種を提供しました。また、6万1,121人の子どもたちにビタミンAのサプリメントを提供しました。

<教育>

ユニセフが支援する学習センターといくつかの政府の小学校で523の緊急下の教育キットを提供し、今回の危機で最も影響を受けている、1万8,000人の子どもにも支援を届けています。

<子どもの保護>

1万5,560人以上の難民の子どもたちが、47の「子どもにやさしい空間」で心のケアや教育支援を受けています。また、525人の子どもが保護者と離れ離れになっており、家族との再会を支援しています。

ロヒンギャ難民緊急募金にご協力を

避難キャンプにたどり着き、幼い子どもを抱いて座り込む、ロヒンギャ難民の女性。

今回の危機以前から、バングラデシュには、多くのロヒンギャ難民が身を寄せています。2016年10月には7万4,000人のロヒンギャ難民が国境を越えてバングラデシュに逃れました。

それ以前より難民登録しているロヒンギャ難民は3万2,000人、さらに、難民登録されていないミャンマー出身者は30万人から50万人いると推定されており、甚大な人道危機にあります。

ユニセフは、バングラデシュ南部に逃れたロヒンギャ難民の子どもを含む、支援を必要とする72万人の子どもへ緊急支援活動を行うための資金として、7,610万米ドル(82億9,490万円※1米ドル=109円で計算)を国際社会に要請しています。

危機下にあるロヒンギャ難民の子どもたちと家族に、人道支援活動を届けるユニセフの活動を支えるため、
みなさまのあたたかいご協力をお願いいたします。

3,000円のご支援で子どもの命を奪う主な病気のひとつ、はしかから子どもを守るための予防接種要ワクチン390回分に変わります。
5,000円のご支援で20平方メートルの防水シート3枚(簡易シェルターの設置や床の敷物に利用)に変わります。
10,000円のご支援でスクール・イン・ア・バッグ1セット(40人分)に変わります。
30,000円のご支援で家庭用衛生・尊厳回復キット(1世帯分の石けん、洗濯用洗剤、歯ブラシ、生理用ナプキン)4セットに変わります。
50,000円のご支援でレクリエーションキット4セット(360人分)に変わります。

1米ドル=109円で計算(2017年9月時点。小数点以下切り上げ)
※輸送や配布のための費用は含まれていません。
※ご寄付の金額は任意です。

ロヒンギャ難民 緊急募金

郵便局(ゆうちょ銀行)募金口座
振替口座:00190-5-31000
口座名義:公益財団法人 日本ユニセフ協会

*通信欄に「ロヒンギャ」と明記願います。 *窓口での振り込みの場合は、送金手数料が免除されます。