世界のともだち

スタディツアー視察報告

モンゴル  スタディツアー報告  (2010年7月25日〜8月1日実施)

9. モンゴルの視察を終えて

モンゴルで多くの人々と出会い、人々の生活の様子や施設を視察して、現場の人々の努力や熱意を感じました。また、モンゴルの人々は皆明るくたくましくエネルギシュであるという感想を強く持ちました。

テルレジで乗った馬を先導してくれた少年が、口ずさんでいた歌と口笛が今でも心地よく心の奥で響いています。青少年開発センターでは、ふるさとに思いをはせた曲を切々と歌ってくれた少女に、心から拍手を送りました。少年の歌も少女の歌も、国境を越えた歌声に心が通い合った瞬間を感じることができました。また、ウォーターキオスクで出会った年配の女性が「ユニセフの支援のおかげで遠くまで歩かずに済むようになった」とお礼を言いに来てくれました。

モンゴルはこの10年、20年と劇的な変化を遂げてきています。きっと10年後も、さらに大きく成長していくでしょう。移動式ゲル幼稚園では、大草原の中にあって教育はどこにいても受ける権利が子どもにはあり、友だちと交流したり、様々なことを学び成長できる場が得られていました。モンゴルの風土に合った大変意義ある支援だと思います。また、モンゴルでの各種機関に出向くと、「ユニセフの子ども保護法と子どもの権利条約にもとづいて行動を行っている」という話しを聞き、ユニセフの精神を尊重して活動していることを感じました。実際、ユニセフの支援で行われている活動は、日本でも参考に成る素晴らしい支援システムです。そうした活動を実行・継続している現場の方々に頭が下がる思いになります。わずか一週間の滞在でしたが、モンゴルの人々に出会い、語らい、生活に触れ、今我々日本人が成すことは何なのかを、一人ひとりが真剣に考え行動していく大切さを学びました。

スタディツアー参加者全員集合
心癒されるモンゴルの風景
子どもたちとの交流
日本から持っていったしゃぼん玉に大喜びの園児
青少年開発センターでの歌のプレゼント
遊牧民の食べ物、自家製のパン、
チーズ、馬乳酒などが並ぶ

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日本ユニセフ協会